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【トリマーの就職転職】履歴書の志望動機で差がつく書き方を教えます

就職転職の際、避けては通れない履歴書提出。

履歴書は難しいから苦手と思っている方も多いでしょう。特に新卒トリマーさんの場合、面接の前に書類選考という段階があり、なおさら履歴書の重要性が増します。

りん

でも、自分の想いを他者が理解できるような文章に変換するのは容易ではありません。今回は誰もが苦手意識を持つ志望動機の書き方テクニックをご紹介!

志望動機の効果的な書き方

履歴書を書く時、誰もが一番難しいと感じる項目は「志望動機」でしょう。でも深く考える必要はありません。

志望動機には自分がなぜそのお店に興味を持ったのか?そのお店で何を達成したいのか?そのお店にとって自分を雇うことのメリット(貢献できること)はなんなのか?の3ポイントを書けばOKです。

主に志望動機といえば下記のような理由が挙げられると思います。

  • 自宅に近く、通勤がスムーズだから
  • お洒落な雰囲気が気に入ったから
  • 時給が高いから
  • 車通勤OKだから
  • 子育てママ在籍中だから
  • 社内研修が充実しているから
  • 店長候補を募集しているから

などなど・・・ですが上記のような動機だけではなく、なぜそれが魅力的なのか?までをしっかり説明できる人は案外少ないです。採用を勝ち取るためには志望動機の中身をしっかり説明できるようにしましょう。

りん

志望動機が時給や給与待遇などお金に関する内容でも決して隠す必要はありません。変に取り繕って抽象的かつ何が言いたいのかよく分からない文章になるよりも、動機+目標がハッキリしている文章を作る方が相手に伝わりやすいです。

志望動機に悩んだ時は下記を参考に文章を組み立てていきましょう。

POINT

① 志望動機 – 給料が高いから等
② 理由 – なぜ給料が高いところが良かったのか?稼いで何を達成したいのか?等
③ 入社後の目標や達成したいこと(自分が貢献できること)

不採用率アップ!ありがちな失敗パターン

何度、履歴書を提出してもなかなか採用に結びつかないなんていうこともあるでしょう。トリマー業界は今や相当な人材不足です。不採用となる理由は単に技術力不足、新卒ということだけではありません。

採用側が「魅力」「決め手」と感じる部分が欠落しているからです。志望動機の記入にありがちな失敗例は下記が挙げられます。

  1. 「犬が好きだから」と書いてある
  2. 応募先の店舗や会社の紹介内容が記載されている
  3. 友人や学校、親からの勧めで応募したと書かれている
  4. 誤字脱字が多い
  5. 敬語の使い方が間違っている
  6. 文章が短く、箇条書き
  7. 自身の待遇への希望ばかりが書かれている

一番ありがちなケースが「子供の頃から犬が好き」という文章です。しかし数ある職業の中からトリマーを選択している時点で採用側も犬好きであることは察しがついています。つまりあえて書く必要はありません。

りん

履歴書という限られたスペースの中で、自己アピールを最大限に行うためには、このような余分な情報に割く余裕はありません。

必要な情報、記入すべき情報は「なぜこのトリミングサロンを希望したのか」という本人でなければ伝えることのできない情報です。

トリマーの技術は実務経験を積むことで向上するものです。必ずしも誰もが新卒未経験であり、誰もが苦手なジャンルがあります。大切なこと、相手が求めていることは「未来」「成長」を見込めるかどうかです。

退職理由を記入しても問題ない

トリマーの世界において、転職をすることはマイナス評価には決してなりません。技術向上のため、キャリアアップのためにより良い環境を求めて転職をする方も大勢います。

りん

小規模な事業所が大半を占める業種ですから、いわゆるブラックな職場環境であることも少なくありません。転職を繰り返しているからと引け目を感じることなく、積極的に就職活動に取り組みましょう。

過去の職歴を記入する時に、退職理由を「一身上の都合」と記入しますよね。これは履歴書を作成するにあたって一般的なルールです。ただ、必ずしもこの通りである必要もありません。この書き方はマナーとされているものの、場合によっては採用側に誤解を与えてしまうこともあるからです。

もし具体的な理由がある場合は下記のように記載してみましょう。

  • 経営状態悪化による金銭的な理由で自主退職
  • 結婚のため退職
  • 転居のため退職
  • 介護のため一時離職
  • キャリアップしたいから転職

などなど。この場合、書類選考の場においても採用者側も事情をくみ取ってもらえるでしょう。面接の場でも気まずい質問を受けることもなく、お互いが配慮することができます。

りん

ただし人間関係の悪化、職場への不満など具体的な内容を説明することを控えたい場合は「一身上の都合により退職」という表現を用いる方が無難です。

【番外編】履歴書は手書きの方が良い?

結論から言うと手書き作成でもパソコン作成でも採用されるかされないを左右することはほとんど無いでしょう。しかしながらトリマー業界はまだまだ【履歴書=手書きの認識】の方が多数派のように感じます。

特に専門学校に在学している学生の場合、履歴書は手書きで作成するよう指導されたなんて方も多いのではないでしょうか?

中には手書きでの作成だけではなく、履歴書を郵送することもNG、提出する際は希望の就職先へ持参すべきとする専門学校さえ存在します。履歴書を手書きすべきとされる背景には、相手に熱意を伝えるという意味合いもありますが、他にも下記のような理由があります。

  1. 筆跡(字が丁寧か)を確認するため
  2. 社会人マナーの習得具合を知るため
  3. 人物像が把握するため
  4. 字の状態で本気度や真剣度を把握するため

などなど。正直なところ手書きの履歴書だからといって書いた人の人物像を把握することはできませんし、真剣度や本気度を測ることもできないと思います。

ただ一点、筆跡を確認したいというのには理由があります。それはトリミングサロンにおける業務の数々がデジタルに対応しておらず、まだまだアナログであることが関係していると言えます。

トリマー業界では顧客カルテはもちろんのこと、お客様へお渡しする用紙、ペットホテルの報告書など様々な場面で直筆が求められます。この時、あまりに乱文乱筆ではスタッフはもちろん店舗への信頼も損ないかねません。そのため、あまりに字が汚い、文章がしっかり書けていない場合は採用に影響する可能性があります。

りん

他者に対して文章で自分の気持ちや思いを伝える際、読みやすく丁寧な文字で記すことは人として、社会人としての最低限のマナーでもあります。

もしも自分の文字や筆跡に不安がある場合は、市販のテキストなどを活用し実践までに練習を重ねておくのも良いかもしれません。綺麗な字を書けることは生きていくうえで決して無駄にはなりません。そのため練習しておいて損もないでしょう。

とはいっても自分の字に自信がない、手書きが苦痛な方は無理に手書きにこだわる必要はありません。手書きで履歴書を書くことに時間を割くくらいなら、志望動機をまとめたり、実際の面接を想定したシミュレーションをすることに時間を割いた方が有意義でしょう。

【番外編】職務経歴書やカットスタイル集で印象アップ

職歴欄はあくまでも過去の社名を記入するにすぎません。その職場で自身がどんな役割を担っていたのか?どんな取り組みをしていたのか?どんな成果があったのか?職歴欄だけでは伝えきれないでしょう。

そのような場合は「職務経歴書」を履歴書と合わせて作成し、提出しましょう。提出のタイミングは履歴書と同時です。書類選考時に合わせて読んでもらえるよう作成します。また実務経験がある場合は自身のカットした犬の写真や過去の実績のわかる内容を書面にまとめてもよいでしょう。

りん

履歴書は書き方のルールさえ覚えておけば決して難しいものではありません。自己アピールのツールとして有効的に活用しましょう。