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こんな叱られ方に納得いかない!【トリマーあるある】

どんな仕事にも人間関係の不満やストレスはつきものです。

でも、せっかく憧れの仕事に就いたのですから、簡単に自分の夢を諦めてしまうのも納得がいかないはず。安易な決断は先々の後悔のもとです。

新人トリマーなら誰もが経験したことのある上司からの注意や納得のいかない指摘も、周りと共有することで笑い話にも出来るでしょう。

りん

本記事では新人トリマーの多くが経験する、納得のいかなかった経験などについて記載しています。

叱られパターン1:お客様からのオーダーをそのまま伝えたら叱られた!

丁寧な言葉遣い・笑顔で応対・ペットの扱いも丁寧にと心掛け、お客様のオーダー内容はメモを取って一生懸命に対応をしたものの、オーダー内容を先輩トリマーに伝えたら叱られたという経験は新人トリマーであれば誰もが経験するものです。

あらかさまに不機嫌な顔をする先輩やため息をつく先輩、中にはお客様へ電話での確認を指示されることもあります。

りん

こんな時、新人トリマーの立場では納得いかないと感じたり、ストレスをため込んでしまうのも当然ですよね。

そして、こんな理不尽とも言えるようなことが毎回続くと、仕事へのモチベーションも下がってしまいますね。ではこんな時、どう乗り超えたらいいのか?を考えてみましょう。

まずはじめに、なぜ叱られたのかをお客様からのオーダー時の状況を見つつ、冷静に整理してみましょう。

お客様

そうねぇ、今日は前回と同じで短くサマーカットして欲しいの。お手入れが楽なようにね。
前回と一緒ですね!分かりました。

新人トリマー

お客様からのオーダーは人それぞれ様々なパターンが存在しますが、上記のやり取りで問題なのは「具体性に欠けるオーダー受注」であるという点です。

「短く」という言葉のニュアンスからどの程度短くすべきか?を判断することは難しく、トリマーの判断で切り進めてしまうと、お客様のイメージと違っていたということも起こりえます。

こんな時、経験豊富で失敗経験もある先輩トリマーであれば、受付の時点でより具体的な確認を済ませ、カットスタイルを共有します。

先輩トリマー達が新人トリマーにも同様のレベルの確認作業を期待しているので、後輩トリマー がこの部分を疎かにしいていると、先輩は無意識にきつい言葉で注意をしたり、不快な顔をしてしまうことも。

りん

同じようなやり取りを毎日繰り返すようでは当然お互いにストレスが溜まるばかりですから、今後は先輩トリマーが接客や受付をする時はさりげなく聞き耳を立てて、先輩がどんな接客を行っているか、下記のポイントに注意深く着目してみましょう。

  1. どんな会話をしているのか
  2. どんな風に長さの確認をしているのか
  3. 画像を見せているか
  4. スマホやタブレットを活用しているか

先輩の行動一つ一つをしっかり分析して真似をすれば、今までよりも具体的な情報をお客様に伝達することができるようになり、先輩トリマーからの信頼もアップしますよ🎵

叱られパターン2:お迎え時間の案内で注意を受けた!

実は、トリミングサロンで度々起こるクレームの1つに、お迎え時間に関する苦情というものがあります。

トリマーの立場から考えれば、当日の犬の状況や予約の込み具合もあり、必ずしも確実な終了時間を受け付け時に伝えることはできません。

受付時にお伝えできる時間はあくまでも「目安」であり、当然前後することもあります。前後する幅も数分のこともあれば15分、20分と大幅にずれ込むことも大いにあり得ます。

一方でお客様は「何時に終わるか?」をしきりに気にするものです。

この時、新人トリマーの多くは混み具合などを考慮せずに終了時間を伝えてしまうことが多いのです。そうすると、後から先輩に叱られた、お客様を待たせてしまって苦情が来たということに繋がってしまいます。

でも、新人トリマーからしたら悪意があった訳では無いので、どうして私が叱られなきゃいけないの?と思ってしまうのも無理はありません。

しかし、お客様には下記のように様々な事情があるものです。

  1. お迎えのために有料の駐車場を利用している
  2. 子供のお迎えなど次の予定時刻が迫っている
  3. スーパーで冷凍食品を購入した

上記のような点を理解すると、たかが数分の待ち時間でもお客様から叱責を受けてしまう可能性があると理解できるでしょう。

りん

受け付け時に、お迎え時間をしきりに確認されるお客様は、何かしらの事情があると考え、曖昧な返答や目安時間の約束をしてはいけないということを今後は意識しておきましょう。

どうすれば良いか悩んでしまった時は、一人で解決しようとはせずに、先輩トリマーに相談をしたうえでお迎え時間を案内しましょう。

自分一人で判断をするのではなく、周囲と情報を共有し判断を仰ぐことでその後のトラブルへの対応もスムーズになります。

叱られパターン3:サロン独自の手法を身に着けるよう注意された

専門学校を卒業し、就職をして、やっとトリマーとして働けるようになったのに就職先では見習い扱い・・・。

見習いの時はハサミを持つ機会も少なく、掃除や雑用ばかりで不満を感じることもあるでしょう。そのうえ、勤務先のトリミングサロンの手法はこれまで専門学校で行っていた手法と違い、戸惑うこともあります。

でも、これは多くの新人トリマーが感じる最初の壁なのです。

全国には数多くのトリミング専門学校があり、それぞれの学校でトリミングの技法はもちろん用具の呼び方やお手入れの仕方、収納の仕方まで異なります。

りん

学校では許されなかったことでも、実店舗ではOKということもあれば、その逆も少なくありません。こんな時、どちらの手法を取ればいいのかと迷いますが一番スマートな解決方法は「臨機応変」でいることです。

トリミングの手法は数多くあり、海外トリマーと交流をもったり、海外トリマーの動画を目にするとさらに手法の違いに驚くことでしょう。

つまり、トリミングの技術や手法に絶対的な正解はありません。学校とは違うからと拒絶反応を示したり、先輩トリマーの手法をシャットアウトするのではなく、まずは一旦、マネをしてみましょう。

りん

マネをしてみることで、意外なメリットに気が付けたり、これまでよりも効率的な方法が見つかることもあります🎵

叱られパターン4:言葉遣いや接客態度で注意を受けた

トリミングサロンが提供するサービスは決して安価なものではありません。お客様自身の美容代より高額なこともあるのです。

そのためサロン側のお客様への接客応対は、先輩トリマーはもちろん経営者・オーナーも何かと気配りが欠かせません。

お客様の中には週に数回来店される方や、ざっくばらんな雰囲気でフレンドリーに会話ができる方も当然います。かといって接客時に慣れなれしい態度やタメ口は好ましくありません。

もしも接客時の態度や口調で先輩トリマーから注意を受けた時は、反発などはせず、注意を真摯に受けとめ改善を心がけましょう。

りん

たとえ相手がフレンドリーな態度であっても、お客様という立場に変わりはないのです。お客様は友達ではない上に、こちらは代金を受け取る側であるという認識を忘れないようにしましょう。

常連さんとはつい距離が縮まってしまいがちですが、自身の立場をしっかりと考え、プロ意識を持ち続けましょう。

ただ、先輩トリマーやオーナーの中には新人トリマーに注意したものの、自身はタメ口という方もいます。この点に納得がいかないと感じることもありますが、これまでの実績や経験の違いと理解し、自身の言動や態度には注意をしていきましょう。

まとめ

トリマーが新人と呼ばれる期間は本当に短く、気が付けば自分自身も後輩の新人トリマーを指導する立場になります。

自分が感じていた不平や不満を今後の仕事に活かしていきましょう。