トリマーのためのお役立ち情報サイト

【トリマーの就職活動】親と意見が合わない時はどうすればいい?

トリマーの就職活動は何かとストレスや不安が多いものですよね。

その上、親と意見が合わない、親から就職先について反対されたなんてことがあるとトリマーとして就職すべきかどうか?と悩んでしまう方も少なくありません。

トリマーの仕事は一般企業とは習慣が異なります。この問題を乗り越えるためには、まずはトリミング業界の仕組みを理解して、周囲に都度説明を重ねていく必要があるでしょう。

親の本音は「反対」ではなく「心配」と「応援」

就職活動は思うように結果が出ない、希望していたトリミングサロンで不採用になってしまったなど、たびたび心が折れてしまいそうになります。

諦めずに取り組むように周囲からはアドバイスされ、自分でも前に進もうと思うものの、なかなか気持ちが切り替わらないという方も多いでしょう。

りん

こんな時、親から「就職は決まった?」「就職はどうするの?」「就職活動をしているの?」なんて聞かれると、思わず素っ気ない対応をしてしまうのも当然です💦

中にはやっと勝ち取った採用通知について、親から反対意見が出るということもあるでしょう。

でも・・・親の本音はトリマーになることやトリミングサロンに就職することに対して反対をしているわけではありません。トリマーを目指して、専門学校に進学した時点で子供の将来、そして夢を理解し、応援してきたはずです。

ただ、卒業が近づき、学生から社会人へとステップアップしようとしている姿に心配になり、つい不安を口にしてしまう。それが親というもの。

これから先、就職活動を経て社会人となり、プロのトリマーとして自分の技術に責任を持って仕事をしていく中で、先輩トリマーや上司、お客様など様々な方とその場に応じた方法でコミュニケーションを図らなければなりません。

まずはその第一歩として、親とのコミュニケーションを円滑にすることから始めてみましょう。

一般企業とは異なるトリミング業界の採用事情

就職活動で親が一番気に掛ける点は「雇用条件」でしょう。一般企業であれば「正社員」「契約社員」のいずれかに当てはまります。

しかしトリミングサロンやペットショップの場合、下記のように一般企業とは雇用条件が異なる場合が多いのが現状です。

  1. 時給計算のアルバイト契約
  2. 業務委託契約
  3. 社会保険未加入の正社員

特に新卒の場合、アルバイト契約での採用は珍しくありません。この雇用条件では、これまでの学生期間と変わりがないのでは?長年働き続けることができるのか?と親が不安を抱くのも無理はありません。

りん

これらの点は、トリミング業界の実情を根気強く説明し、アルバイト採用から正社員へのステップアップという道筋があることも合わせて伝えましょう。

トリミング業界の実情は「ほとんどが個人経営、小規模事業者である」「新卒の時点では店舗で即戦力となれる技術力がなく、正社員採用枠が少ない」「アルバイト採用であってもフルタイム相当の勤務時間である」「トリマーの人材不足が深刻化していることで、トリマーの給与待遇は徐々に改善されつつある」など、あなた自身もしっかり把握しておくべき情報があることを知ってください。

POINT
希望するトリミングサロンへ就職し、実務経験を積み、一人前と呼ばれる技術力を身に着け、その先に「店長」「責任者」「独立開業」という目標があること、実現するには数年がかりの長期計画が必要なこと、この点はなかなかトリミング業界関係者でないと理解されにくい部分でもあります。

しかし、トリマーになるという自分の夢を叶えるためには、何よりの応援者である親にきちんと説明をして、理解をしてもらうことが大切です。

就職先を選んだ理由をしっかり説明しよう

自分の希望通りの就職先が見つかった、第一志望のトリミングサロンから採用通知をもらえたにも関わらず親から反対されてしまった、または親の反応が期待と違っていたということはありませんか?

こんな時、就職を取りやめて別の業種での就職を考えるべき?と思い悩んでしまう方もいるでしょう。

このような場面を乗り越えるためには、お互いが「理由」を理解しあうことから始めてみましょう。

親があなたの就職を喜べない理由には下記が当てはまるのではないでしょうか?

  1. 雇用条件(正社員でない、アルバイト採用など)
  2. 給与額面が低い
  3. 平日休み
  4. 勤務時間が長い
  5. 通勤に時間がかかる

などなど、親の意見はしっかり聞いた上で、親が不安に感じている部分を素直に聞き受け、自分なりに自分の言葉で「このサロンに就職したいと思った理由」を伝えてみてください。

例えば・・・

  1. あこがれのトリマーがいる
  2. お洒落な店内の雰囲気が好み
  3. ユニフォームが可愛い
  4. 先輩トリマーのカット技術が高い
  5. メディアやSNSで有名
  6. トリミングサロンのこだわりに共感できる

そのサロンへの就職を決めた時、きっと自分なりの「決め手」があったはずです。

この「決め手」を親に伝えてみましょう。社会人未経験の学生の意見ですから、社会人経験のある大人、親から見れば甘い考えだと言われることもあるでしょう。

社会人として仕事を始める、社会に出ることは決して楽しい事ばかりではありません。たとえ犬猫相手の仕事であっても、辛いと感じることもあります。

しかし、就職活動の時に感じた「決め手」はきっと辛い時に自分を支えてくれるはずです。

自分にとって何が一番大事なのか、何があれば辛い時に頑張ることができるのかを考え、自分なりの言葉で親や周囲の人に説明してみましょう。

POINT
トリミング業界で成功者やカリスマと呼ばれている方の多くが「考えが甘い」と親や周囲に言われた経験を持ちます。しかし、経験を積むことで気が付けば「先駆者」「画期的な考えの人」「時代の先を読んでいた人」と評価されるようになっているのです。

りん

大切なことは、周囲の言葉に耳を貸さない・聞き流す・無視をするのではなく、自分の考えをきちんと持ち、周囲に説明をして理解と応援をしてもらうことです。

トリマー経験者でも見極めが難しいのがトリミング業界

専門学校を選ぶとき、オープンキャンパスや学校説明会に親と一緒に参加をした、親と一緒に学校のパンフレットを見たという方も多いでしょう。

しかし、就職活動は自分で見つけて挑戦をし、採用を勝ち取るのですから全てにおいて初めての連続です。そのうえ、トリミング業界は個人経営が多く、HPを見ても十分な情報が書かれていません。

就職をしたものの、思っていた環境と違った・・・待遇面で条件が違った・・・ということも珍しくないのです。いわゆるブラックと呼ばれる職場環境に遭遇してしまう方もいるでしょう。

POINT
実はこれ、ベテラントリマーでも例外ではありません。転職活動で同じ失敗をしてしまうことがあります。事前に見極める方法も十分な情報もないのですから仕方がありません。

親の立場からはこのような場面も想定し、出来れば職場の悩みや転職の不安を避けて進んでほしいと願うものです。

就職を前に、周囲が心配してあなたに様々な言葉をかけてくれることはありがたいものですが、時には「失敗したらまた始めたら良い」と大きな気持ちで臨むことも必要です。

どんな形でも実務経験を積むことで、職場を見極めるテクニックが身に付きます。トリミングの技術力が向上すれば、転職をするときは新卒の時よりも好待遇を勝ち取ることができるのです。

どんな待遇、環境であっても1頭でも多く犬猫に触れ、トリミングをすることで技術力向上に繋がります。

りん

自分の目標は何か?どんな仕事をしたいのか?焦らず、長い目で考えてみるときっと希望にあった就職先にたどり着くことができるでしょう。まずは前向きに周囲とのコミュニケーションを図ってみてくださいね。