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【2023年度ver】新卒トリマーの給与相場は?一人暮らしはできる?

就職をきっかけに一人暮らしを考える新卒トリマーさんは多いですよね。中には専門学校在学中からひとり暮らしをしているけども、卒業したら自分の力で暮らしていかなきゃいけない人など、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

新卒トリマーの給与相場は都心で18〜19万円前後

2023年現在、新卒トリマー正社員の給与総支給額は都内で18〜19万円程度です。ここから保険料などを差し引くと手取り金額は15〜16万前後になります。また、時給の場合は都道府県の最低賃金からスタートが一般的です。(東京都の場合は2023年11月現在で1,113円)

これまでトリマー業界といえばお給料も待遇もあまり良いとはいえませんでした。

しかしここ数年、トリマー業界全体では深刻な人手不足や技術者不足が続いています。その結果、トリマーの待遇は徐々に見直され、給与はもちろん有給休暇や産休制度などを導入するお店も増えてきています。

求人に記載されていた給与と実際の給与が違う!

トリミートには、新卒のトリマーさんから「給与が思っていた額より少ない」という相談が寄せられる事があります。これらの不安や悩みは大抵が総支給額と手取り額を把握していないことで起こります。

一般的に社会人で正社員の毎月の給与からは下記の費用が差し引かれます。

  1. 所得税
  2. 雇用保険料
  3. 社会保険料
  4. 住民税
POINT
ほとんどの求人情報サイトで見かける「給与」「月給」に記載されている金額は、上記の費用を差し引く前の総支給額を記載しています。
お給料が実際に手元に来る時には社会保険料などが差し引かれた手取り額が支給されますので、差し引かれた後の金額を目安に生活設計を考えなければなりません💦

りん

アルバイトか正社員どっちが良いの?

アルバイト(時給制)か正社員(月給制)、どちらが良いかは自分のライフスタイルや将来設計により人それぞれですので、ここではアルバイトのメリットと正社員のメリットをご紹介します。

アルバイトのメリット

アルバイトの場合は大体が時給制です。働いた時間に応じてお給料が支給されるため、働いた分の報酬はしっかりもらいたい!という方や家庭の事情等によってフルタイムが難しい場合、隙間時間で給与をもらいたい方などに向いています。

また時給制の場合、残業が発生したとしても働いた時間分はきちんと支給されます。他にも働く時間の調整がききやすいのもアルバイトのメリットと言えるでしょう。

下記に当てはまる方はアルバイトの方が良いかもしれません✨

りん

  • 働いた分しっかりもらいたい方
  • 隙間時間で働きたい方
  • ブランクがあるので短期・短時間で働きたい方
  • 子育てなどの事情でフルタイム勤務が難しい方

アルバイトのデメリット

アルバイト(時給制)の場合、働いた時間分が支給されますので、2月などの日数が少ない月、閑散期などで出勤の必要がない日が続いたりするとお給料が減ってしまいます。また、大体の業界で時給制よりも月給制の正社員の方が保障面でも手厚いうえ、もらえる給与額は多くなります。

もしも安定性を重要視するのであればアルバイトではなく正社員の方が良いでしょう。

正社員のメリットとデメリット

正社員の場合はアルバイトとは異なり、基本的には毎月固定の額が支給されますので収入が安定しやすいという特徴があります。またトリマー業界でも都内を中心に昇給賞与のあるお店・動物病院が増えておりますのでその分+残業代などを入れるとアルバイトよりも年収が多くなります。

また社会保険完備の職場では「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」4つ全ての社会保障制度に加入できます。手取り額が減ってしまうので短期で大きな収入を得たい方にはデメリットと感じてしまうかもしれません。しかし、社会保険料は雇う側が半分負担してくれますし、自分で負担する額に対して手厚い保証が受けられることが最大のメリットといえます。

社会保険はいざというときに自分と生活を守ってくれる重要な保証制度です

りん

トリマーの給与で一人暮らしは可能?

手取り額が15〜16万円程度でも一人暮らしをすることはもちろん可能です。ただ、都内に住む場合は場所や条件によってはお安い物件もあると思いますが、家賃の他に光熱費や消耗品、食費を考えると自分のために使えるお金はあまり残らないかもしれません。

家賃は手取り給与の1/3が目安

よく耳にする言葉に「家賃は毎月の手取り収入の1/3が目安」がありますが、これに沿って計算してみると手取り給与が15〜16万円の場合、家賃は5万円〜5.3万円程度が目安になります。更には奨学金の支払いや車を所有している場合、貯金目標がある場合などはさらに家賃を抑える必要があります。

実際に一人暮らしを始める場合、毎月発生する費用は下記の通りです。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 食費
  • 通信費(携帯、WiFiの利用量)
  • 日用品費
  • 交通費
  • 交際費
  • 医療費(体調不良の場合など)
  • ペットがいる場合は飼養費

新卒トリマー

う〜んでも色々我慢して節約をすれば大丈夫ですよね?
その考えは危ないですよ!無理な節約や食事の制限をすると逆に体を壊して仕事に影響を及ぼすか、最悪職を失うことにもなりかねません。

ベテラントリマー

社宅ありの職場も意外にある

数は少ないですが職場のすぐそばに社宅があったり、職場の近くに住んだ場合に家賃補助が支給されたりするお店・動物病院も求人に掲載されることがあります。ただこの場合、就職する際には必ず「退職時」「退去時」の条件を確認しておきましょう。

ひとり暮らしをはじめたいけれど家が見つからない、家賃がどこも高い・・・などにお困りの場合は「社宅あり」「寮付き」「家賃補助あり」のトリマー求人をぜひチェックしてみてくださいね

りん

給与が上がってから一人暮らしという選択肢も

初めての就職では、技術や仕事の手順など覚えることが盛りだくさんです。生活のリズムに慣れるまでに数か月かかることもあるでしょう。一日の仕事が終わると、もう疲れ切ってしまって自炊なんて無理・・・ということも。

そんな中、トリマーさんの中には就職後数年は実家暮らしを続け、その後一人暮らしへと段階を踏む方も大勢います。

一人前と呼ばれるのは実務経験2~3年が目安

トリマーの求人情報を見ていると「実務経験〇年以上」「一人でカットの仕上げまでできる人」という書き込みをよく見かけると思います。

トリマーは専門技術職であることはもちろんのこと、接客業およびサービス業でもあります。一人前のトリマーとはカットが上手、手際がいいだけではありません。カット以外にも犬猫への専門知識、飼い主様への対応方法を身に着けなければなりません。

見習い期間は何かと不満やストレスを感じることもありますが、見習い期間を経て「一人前」の技術を身に着けた後は給与も上がり、待遇や勤務先での役割も変わります。仕事へのやりがいも感じるようになるでしょう。

このタイミングで一人暮らしや新しいことへ挑戦するという選択肢があることもぜひ忘れないでください。

経験者は重宝されます

トリマーとして経験を積み、一人でカットの仕上げまでできる、フルタイムで勤務ができるともなれば店長やマネージャー職というステップアップも可能です。

一人で仕上げまでできるようになると、月給25万円以上の求人も多数あります。他にも独立開業したり、専門学校の講師をしたりという働き方も選べるようになりますよ✨

りん