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職場でトラブル発生!?トリマーがすべき対策法とは?

トリマーという仕事が好き!このお店が好き!いつも来店してくれるお客様の期待に応えたいからもっと頑張りたい!

・・・そうは思っていても、職場でのトラブルや困りごとに直面してしまうこともありますよね。

少人数運営のトリミングサロンではトラブルに直面した時に、ストレートな発言をしたり、法的なルールをもとに即解決するなんてことは中々できません。

りん

もし職場で困りごとに直面してしまったらどうすべきか?今回はトラブルの時に焦らないために、知っておきたい対応策について解説します。

残業代未払い!勤務時間は自分で記録しよう

残業代未払いはサービス業ならではのよくある悩みですね。トリミングサロンの場合、お客様のお迎え対応時や接客時間が長引いてしまい、シフト通りに勤務が終わらないことも珍しくありません。

時には人手不足が原因で残業を頼まれることもあるでしょう。

りん

このようなとき、職場の状況は理解できているものの、未払いの残業代が気になるのも当然です。特にアルバイト契約や給与が時給計算となれば、残業代が合計でいくらかと計算する方もいるでしょう。

でも知っておいてください。残業代は必ず支払わなければならないと法律で決められています。もちろんトリミングサロンや会社側にも様々な事情はあるものの、これは法で定められているのです。

ここで大切なのは、実際の勤務時間の記録を付けることです。残業を行った、または引き受けた場合は必ずその時間を記録し、後日未払い残業代を請求する際の証明としなければなりません。

POINT
勤務先にタイムカードがない、シフト表しかないという場合でも問題ありません。自分のスマホや手帳に実際の出勤、退社時間を記録し続けておくことで代用できます。

実際に起きたケースでは、職場にタイムカードがない、残業時間の証明ができないというケースで、スタッフが毎日自分の手帳に書き込んでいた時間が証明書類として認められています。

りん

電車の乗車時間履歴や、家族へ帰宅時間を連絡したメールや電話の履歴が証拠として適用されたケースもありますよ!

あまりに残業が続く、勤務時間と給与計算が合っていない場合は、経営者と相談をすること。そして自分でも記録を残すことを心がけておきましょう。

りん

改善が見られない場合、退職を考えている場合はハローワークの相談窓口を利用するという手もありますよ。

仕事中に私物が壊れてしまった時は?

トリマーの仕事道具であるハサミやバリカンは、私物を持ち込む場合とトリミングサロンが備品として用意している場合とがあります。

トリマーの場合、ハサミはほとんどの方が使い慣れたものを持ち込みますよね。また、ハサミやバリカン以外の備品や消耗品でも私物を持ち込むことも珍しくありません。

ただこの時起こりがちなトラブルは、破損・紛失・故障・使い切りです。私物を持ち込む場合、基本的にその使用・管理も自己責任です。安易に他人に貸してしまったり、犬が届く場所に放置して壊されてしまったりということが無いよう、自分で常に注意しなければなりません。

ただ時には思いもよらぬ事態が起こることもあります。

注意
このような場合、勤務先や同僚、お客様に弁償を求める際は、まず私物であることを証明しなければなりません。

私物を持ち込む場合は下記の点を心がけておきましょう。

  1. 記名をし、私物であることを明確に周囲に伝える
  2. 購入時のレシートや領収書を保管しておく
  3. トリミングサロンの責任者に私物を持ち込む旨を事前に伝え、許可を得ておく
  4. 不在時や休日はロッカーなどで保管し、管理は自己責任で行う
  5. 消耗品を持ち込む場合は、使用量や使い切った場合の店での追加購入などについてあらかじめ条件を確認しておく

りん

トリミングで使用する道具はどれも専門商材だからこそ、高額なものばかりです。私物に関する不意のトラブルで、職場の人間関係が悪化することもあるので、くれぐれも私物の自己管理は徹底しましょう。

休憩時間が取れない!少ない!こんな時は?

「休憩が取れない」「休憩が少ない」という相談は新人トリマー・見習いトリマー・入社間もないトリマーから度々寄せられます。

新しい職場のリズムがつかめずに、休憩のタイミングが難しく、気が付けば今日は休憩がなかった、昼休みは15分しかなかったなんてことも日常茶飯事です。

休憩の取り方・開始時間や休憩時間を過ごす場所は、職場それぞれです。特に、トリマーの仕事は個々の仕事のペース配分も異なるので、必ずしも全員の休憩時間が平等にならないこともあります。

このようなトラブルに直面してしまった時は下記をチェックしましょう。

  1. 当日の予約・来店スケジュールを確認する
  2. 自分の仕事の流れを考え、休憩を取れるタイミングを把握しておく(何時から休憩を取れば仕事に支障がないかを考えてみましょう)
  3. 先輩や同僚トリマーに自分から休憩開始の声掛けをする

土日や大型連休など、トリミング予約が立て込む時期は、先輩トリマーもつい仕事に追われ、新人トリマーの休憩時間にまで意識が回らないこともあります。決して悪意があるわけではありません。

このようなとき、トリミング業務の流れに支障がないタイミングで新人トリマーの方から「休憩をとっても良いですか?」「今から〇〇分、休憩に行っても良いですか?」と先輩に声を掛ければ、お互いスムーズに仕事をこなすことができるでしょう。

先輩から声をかけてもらえなかったからいつ休憩に行っていいのか分からない・・・と心の中で考えているだけではストレスがたまる一方です。

りん

少人数で運営する職場だからこそ、このような都度の声掛けを心掛けましょう。

希望通りに休みが取れない!シフト調整がストレス

定休日を設けていないトリミングサロンでは、毎月のシフト決定はスタッフそれぞれが希望スケジュールを提出し、お互いで調整をします。

この時、先輩トリマー・子育て中のトリマーの希望が優先されてしまう、新人トリマーは我慢ばかり・・・なんてことも当然起こります。

相手から頼まれてしまうと断れない、多少の無理や我慢は引き受けてしまうという声も少なくありません。でも、当然のことながら新人トリマーにも「この日は絶対に休みが欲しい!」という希望を持っています。

このようなシフト調整時のトラブルが毎月繰り返されると、仕事へのモチベーションは下がり、気が付けば転職を・・・と考えてしまうトリマーも少なくありません。

このようなトラブルに直面した時は「絶対に休みが欲しい日」「調整が可能な日」の両方を明記し、シフト希望を提出しましょう。あらかじめ「絶対に譲れない日があること」を相手に伝えることが大切です。

りん

必ずしも「休みを譲れない理由」を相手に対して明確に伝える必要はありません。プライベートと仕事は分けて考えたいと思うことは、社会人として当然のことです。

上記のような対策を意識することで、調整の相談をされてもハッキリと「譲れない」ことを伝えることができるでしょう。

りん

入社間もない時期はなかなか本音が言えず、我慢してしまうこともありますが、今後長く仕事を続けるためにも無理をしすぎないよう心がけましょう。

当事者だけで解決できない問題は上司へ相談を

些細な出来事であっても毎日顔を合わせる同僚同士、気まずくなることもあります。相手にとっては気軽な内容であっても、自分にとっては深刻な問題ということも。

トリミングサロンは少人数、女性ばかりという職場環境です。だからこそ、気になる問題やストレスの原因は早めに解決しましょう。

りん

本人同士で解決できない、トラブルが何度も繰り返し起こる、このような時は上司や店長など、当事者以外に相談をして解決を目指しましょう。