トリマーは慌ただしく仕事をすることが当たり前!と感じていませんか?仕事終わりには、腕も腰もつらいほど。こんな日々を送っていると、不意に暇な時間ができてしまったとき、なんだか不安に襲われてしまうということもあります。
トリマーの仕事は飼い主さんの日々の生活に欠かせない大切な存在です。漠然とした不安に襲われることなく、前向きに今できることに目を向けてみましょう。
りん
目次
ペットフード販売士とは?
ドッグフードを食べてくれない、おすすめのドッグフードはなんだろう?プロトリマーである自分自身も店頭に並ぶ様々なドッグフードを前に、こんな風に悩んでしまうこともありませんか?
今やドッグフードの種類は100とも200とも言われています。毎年海外から新ブランドが入荷し「これがおすすめ!」と断言できるドッグフードを見つけることも難しいほどです。
だからこそ「ペットフード販売士」資格取得を前向きに考えてみましょう。「ペットフード販売士」の資格を取得すると下記のようなメリットがあります。
- ドッグフードの正しい選び方が身に付きます
- 原材料や品質についての基礎的な知識を身に着けることができます
- 飼い主さんに自信をもってドッグフードをおすすめすることができます
- 自身の知識や経験を「資格」という肩書があることで証明できます
ドッグフード販売士の資格詳細
- 一般社団法人ペットフード協会による民間認定資格
- 取得方法は講習会の受講・テスト
- 講習会受講費用は1名につき32,000円
ドッグフード販売士の学習カリキュラム
- 愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律の概要
- 犬と猫の生理学の基本について
- 食事管理や年齢別の栄養学、ペットがかかる代表的な病気について
- ペットフードの選び方やその種類について
- ペットフード安全法や必要とされる関連法規について
- ペットを飼育するうえでの基本的なマナーについて
- ウサギ・ハムスター・鳥などのエキゾチックアニマルについて
- ペットが人に与えてくれる効果や効用について
- ペットフードメーカーに寄せられた意見の抜粋を紹介
ドッグソープクリエイターとは?
愛犬の体に直接触れるものだから、皮膚や被毛のトラブルを改善してあげたいから、飼い主さんと一緒にイベントやオリジナル石鹸作りを楽しみたいから!!
という方にオススメの資格が「ドッグソープクリエイター」です。この資格を取得すると下記のようなことが身につきます。
- 植物油別の性質について学び、オリジナルレシピを組み立てられるようになる
- 日本の四季に合わせたレシピの有効性と多くの犬種別・パピー・シニア犬に対応できる力がつく
- 人用石鹸からの移行ではなく、犬用の石鹸のレシピの重要性を学ぶ
- 材料のお水の重要性を学びオリジナル性を追求する
- セミナーでレクチャーしやすい方法等 さらにオリジナル性を追求しカスタマイズ力がつく
トリマーならではの知識や経験を活かしつつ、さらなるスキルアップ、他店との差別化につなげてゆけます。
ドッグソープクリエイターの資格詳細
- 日本ハンドメイド・ドッグソープ協会による民間認定資格
- 取得方法はセミナーの受講、課題提出
- 資格取得費用はビギナーコース17,000円、クリエイターコース45,000円
ドッグソープクリエイターの学習カリキュラム
- 石鹸を作る材料(植物油と脂肪酸の説明)
- 石鹸に使うオプションの選び方(クレイ、精油、オイル等)
- 市販石鹸と手作り石鹸の違い
- お水は重要な材料
- ペットボトルでの作り方
- 石鹸でシャンプーする理由
- メディカルアロマテラピーの導入
- 石鹸を作る意味
- 石鹸用語
KPSマウスケアメンター
口臭が気になる、歯垢や歯石など口内トラブルを抱えている犬猫が年々増加しています。
トリミングサロンのサービスの1つとして、歯磨きやデンタルケアを取り入れたり、関連商品を販売したりと、今やデンタルケアの知識や技術はトリマーに欠かせません。
ただ口内は大変デリケートで誤ったケア方法や知識で対処することで、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。
りん
KPSマウスケアメンターを取得すると下記のことが身につきます。
KPSマウスケアメンターの資格詳細
株式会社ケーピーエスによる民間認定資格です
【受講資格】
ペットショップ、およびペット用品販売店スタッフ、トリマー(一年以上勤務者)、店長もしくは、犬猫担当責任者、チーフトリマーなどのリーダーでなおかつ、学んだ知識・スキルを店内スタッフに伝承する意思のある方
取得方法は講習会の参加が必須条件です。認定証や認定シール(店舗掲示用)は無料で進呈されます。資格取得費用は2000円(KPS商品の無償提供あり)です。
KPSマウスケアメンターの学習カリキュラム
- オーナー様にマウスケアの重要性
- マウスケアの方法
- マウスケア用品の適切な活用方法
- お客様への商品アドバイス
- 株式会社ケーピーエスの販売する「マウスクリーナー」を使用したデンタルケアについて
老犬介護士
今や国内のペットの半数以上がシニアと呼ばれる年齢に該当します。これからは高齢のペットのトリミングはもちろん、ペットホテルでの預かりや自宅ケアに関する相談も数多く寄せられるでしょう。
トリマーとして長年担当してきた犬猫がシニアになった時、飼い主さんと一緒にケアに取り組むことができるように「老犬介護士」の資格取得を目指しましょう。
この資格を取得することで下記のことが身につきます。
老犬介護士の資格詳細
- ペット資格の通信講座 日本ケンネルカレッジの民間認定資格です
- 通信講座で学習をします(標準学習期間は5ヵ月、添削回数は4回)
- 資格取得費用はキャンペーン価格(税抜):70,000円
- 通信講座完了後に実技講習を受講することもできます
老犬介護士の学習カリキュラム
- いぬとひとについて
- 老化を迎える前にできること
- 包帯と投薬の学習
- トレーニング学習
- 応急処置学習
- 老化症例学習
- 認知症学習
- 生活環境の見直し
- 健康管理学習
- 介護用品学習
- 多頭飼育のススメ
- 終末介護学習
- ペットロス症候群の学習
- ドッグトレーニングの基本
資格取得で仕事の幅を広げよう
トリマーの仕事はカットやシャンプーといった基本的なお手入れ以外にも、飼い主さんから様々なアドバイスを求められます。
様々な知識や経験、資格を通じてよりよい存在になれるよう取り組みましょう。