この記事を見ているトリマーみなさん、突然ですがハサミやバリカン、スタンドドライヤーなど、仕事に欠かせない道具類の定期的なメンテナンスはできていますか?
一日の仕事が終わるともう疲れ切ってしまって、気がつけば何か月も道具のメンテナンスをしていないという方も多いのではないでしょうか?
りん
目次
意外に忘れがち!バリカン替え刃のメンテナンス
毎日絶対に使うバリカンのメンテンナンスは意外に忘れがちです。”使用後はブラシで隙間に入り込んだ毛を払うだけ!”という方も多いのではないでしょうか?
バリカンには短く切れた毛だけでなく、犬の皮脂や被毛についた汚れがびっしりとついています。この汚れを放置してしまうと、次第に刃の切れ味が悪くなり、バリカン本来の機能を発揮できず、トリミングの出来栄えも悪くなります。
バリカンは使用時間が長引けば長引くほど刃は熱を帯び、犬にも負担がかかります。
現役トリマー
そのためにもバリカンは定期的に分解し、内部まで丁寧にゴミを拭き取っておきましょう。
バリカンの刃もハサミ同様に研ぐことができるので、長期間使用していない刃や毎日必ず使うサイズの刃は年末の繁忙期を前に研ぎに出しておくと安心です。
宅急便でもOK!ハサミのメンテナンス方法について
ハサミを研ぎに出したいけれど、どこに出せばいいの?と悩んだことはありませんか?
近所に依頼先が無いからとメンテナンスを諦めていたり、気がつけば何年も研ぐことなく使い続けているという方も多いでしょう。
実はハサミの研ぎは宅急便で依頼することができます。
国内のハサミメーカーでは販売後のメンテナンスを引き受けていたり、トリミング用品を扱う問屋では研ぎ専門の職人と提携し、ハサミの研ぎを全国から受け付けています。
宅急便のやり取りなら、全国どこからでも依頼できるうえに、普段の使用感で気になることや今後の買い替えについての相談も気軽にできます。
ただ、人気のある研ぎ職人に依頼する場合、時期によっては依頼が立て込み、仕上がりまでに時間がかかる場合もあるので注意しましょう。
ハサミの不具合は毎日使っていると、つい慣れてしまい自分では気がつかないこともあります。しかし、ハサミは想像以上に繊細な道具ですから、こまめなメンテンナンスを心掛け、常に最良の状態で使用しましょう。
火災の原因になることも!ドライヤーのフィルター掃除は大事!
抜け毛が原因で発火!?
まさかと思うような事故が実は全国で多発しています。幸いにも大きな火災にはなっていないものの、トリミング中に発火して驚いたというケースが後を絶ちません。
実はこのような火災の原因の多くは電化製品に付着した抜け毛です。その中でも特に多い原因のひとつがドライヤーのフィルター部分に入り込んだ細かな抜け毛です。
特にハンドドライヤーは本来人間用に設計されているので、カットした犬の細かな抜け毛が内部に入り込むことを想定していません。
万が一、トリミング中に発火が起これば犬も驚きパニックを起こしたり、思わぬ怪我につながります。
りん
転倒は怪我の元!スタンドドライヤーのキャスター点検
トリミングに欠かせないスタンドドライヤーのキャスター部分は毎日掃除をしていますか?
床を縦横無尽に移動している間にスタンドドライヤーのキャスターにはたくさんの抜け毛が絡まりついています。
もちろん製造メーカーはこのような状況を想定し、多少の抜け毛の絡まりがあってもスムーズに稼働してくれるキャスターを取り付けています。
スタンドドライヤーのキャスター部分に絡まりついた抜け毛はピンセットやカンシで綺麗に取り除いておきましょう。
現役トリマー
りん
繁忙期はフル稼働!給排水・洗濯機・掃除機も総点検を!
気がつけば今年も年末の繁忙期が近づいてきました。
年末年始を安全に、そしてスムーズに乗り越えるためには、数か月前から計画的に点検やメンテナンスを済ませておくことが必要不可欠です。
ちなみに年末年始に多いトリミングサロンの主なトラブルは・・・
- 給排水のつまり
- 洗濯機の故障
- 給湯器の不具合
- 掃除機の故障、目詰まり
などなど、年末年始になり使用量や使用時間が延びることで、壊れたら困る物の故障やトラブルが相次ぎます。
どれも毎日のトリミングに欠かせない道具ばかりですが、修理には専門業者の依頼が必要になり、場合によっては修理に数週間かかることもあるでしょう。
現役トリマー
すぐに故障と診断されない場合でも、万が一に備え年末年始の緊急連絡先や修理依頼先の連絡先を事前に調べておけば安心感も違います。
りん