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【トリマー学生向け】知っておきたいインターンシップ参加時の注意点

トリミングサロンや動物病院が行うインターンシップ制度はあくまでも善意であり、学生の就職活動を応援するための仕組みです。インターン生を受け入れることは、トリミングサロンや動物病院が必ずやらなければならない取り組みではありません。

日々忙しく仕事をする中で、犬猫を扱うという緊張感あふれる業務の合間に学生のために応対することは簡単なことではありません。そのため、相手方に良い印象を残して終われるよう、インターン参加時は配慮を忘れずに失礼や迷惑を掛けないよう心がけましょう🎵

りん

遅刻や欠勤はいち早く連絡をしましょう

インターンシップに参加する以上は、受け入れ先トリミングサロンや動物病院に対して失礼や迷惑の無いよう心がけなければなりません。

  •  遅刻
  •  無断欠勤
  •  早退
  • 忘れ物をする
  • 勤務中に無断でスマホを使用する

などなど、上記の行為は相手に悪印象を与えることはもちろんのこと、来店中の犬猫に思わぬ怪我を負わせる危険もあります。

学校であれば許される行為も、トリミングサロンや動物病院といった仕事の場では同じルールは通用しません。このことはしっかりと意識しておきましょう。

もしも遅刻や欠勤、早退が必要な時はどうする?

電車やバスの遅延が理由で遅刻をしてしまう場合は、遅刻が確定した時点ですぐに連絡を入れましょう。

早く連絡をもらうことができれば、受け入れ先トリミングサロンや動物病院も当日の仕事のスケジュールを調整することができます。

直前での連絡はスケジュール調整が間に合わず、余計な迷惑をかけることになるので注意しましょう。

欠勤や早退も同様です。報告・連絡・相談は社会人として当たり前にできないといけません。何事も早め早めの行動を意識しましょう❗️

りん

来店(来院)中の犬猫に無断で触れない

インターンシップ参加中は当然、犬猫にも会えるので楽しくワクワクする時間ですが、決して無断で来店中の犬猫に触れてはいけません。

なぜならお客様は日ごろから顔を合わせ、信頼関係が築けているトリマーや動物看護士、トリミングサロンや動物病院に対して大切なペットを預けているわけで、まだ勉強中の学生に預けているわけではないからです。

どんなに人懐こく、自分から近寄ってきてくれる犬猫であっても、このルールに変わりはありません。

もしも事故が起きた時、怪我や脱走が生じた時に誰が責任を取るのか?お客様に応対をするのか?と考えてみると、トリマーや動物看護士の役割や責任感を理解できるでしょう。

POINT
インターンはあくまでも職場見学の時間です。犬猫との触れ合いはトリマーや動物看護士、店舗責任者の許可や指示、監督の元で行うことが大原則です。

店内の撮影や情報の持ち出し、SNSへの投稿は絶対禁止

インターンシップに参加をすると、これまでお客様の立場で見ていたトリミングサロンや動物病院の内部事情を見聞きします。スタッフオンリーと書かれたエリアに立ち入ることもあれば、社内の書類やお客様カルテを目にすることもあるでしょう。

注意
インターンシップ中に知ったことや見聞きしたことは気軽にSNSに投稿したり友人知人に話をしてはいけません。なぜならそれらの情報は全てそれぞれのトリミングサロンや動物病院の内部情報だからです。本来であれば外部に漏れることのないはずの情報が、学生やインターンシップ参加者を通じて外部に漏れてしまうことは大きな問題です。
  1. 来店中の犬猫の写真を撮影し、友人に見せる、SNSに投稿する
  2. 使用しているシャンプー剤や商品の仕入れなどの情報を店舗関係者以外に話す
  3. 受け入れ先トリミングサロンや動物病院の悪口をSNSに投稿する
  4. インターンシップ参加中である旨をSNSに投稿する

上記のような行為は、受け入れ先トリミングサロンや動物病院に多大な迷惑をかける場合があるので、くれぐれも注意しましょう。

たとえSNS投稿時にトリミングサロンや動物病院の名前や所在地を記載しなくても、利用歴のある方、近所に住んでいる方が画像を見ることで、トリミングサロンや動物病院を特定することができます。

この際にもしも無断でペットの写真が投稿されていれば、不快感や信用を失うことにも繋がります。

りん

ピアスやアクセサリーは犬猫の事故の原因に

お客様の大切なペットを預かり、安全にサービスを提供し、安心して利用してもらうためには従業員の身だしなみはとても重要です。

トリマーや動物看護士として仕事をする時は

  1. ピアス
  2. ネックレス
  3. 腕時計
  4. 指輪
  5. 装飾や飾りのあるネイル

などの着用を禁止する場合も珍しくありません。

インターンシップ参加前にトリミングサロンや動物病院へ身だしなみについてのルールを確認し、参加中に事故や怪我などが起こることの無いよう心がけましょう。

参加予定のトリミングサロンや動物病院から特段身だしなみに関する具体的な注意がされない場合でも、上記の品目は外しておくほうが良いでしょう。

筆記用具を胸ポケットや上着のポケットに入れることもNG

トリミングサロンや動物病院では、仕事中に何度も犬猫を抱きあげたり、保定の為に体を密着させる場面があります。この時、胸ポケットにボールペンなどが入っていると、落下や誤飲、犬猫の怪我の原因になる危険があります。

インターンシップ参加中は何かとメモを取る機会もありますが、筆記用具などはエプロンなど安全が確保できる場所に入れて持ち歩きましょう。

ポケットの無いユニフォームの場合は、先輩トリマーやスタッフに声をかけ、筆記用具の置き場所を相談し指示を受けましょう。

メモは手きが原則

インターンシップ参加中は先輩トリマーやスタッフから様々なアドバイスをもらったり、将来の為になる指導を受けることもあります。

他にも仕事の引継ぎ、忘れてはいけない連絡事項など、一日に何度もメモを取る機会がありますので筆記用具は必須です。

とはいえメモ用紙では紛失してしまう・・・後で整理するのが大変・・・と思う方もいるでしょう。日ごろからスマホのメモ機能を使い慣れていると、スマホのメモ機能を活用した方が、効率的にも思えます。

しかし、インターンシップ参加中は必ず手書きでメモを取りましょう。

注意
スマホでもメモを取ることに変わりはありませんが、スマホにはメモ以外にも様々な機能が付きすぎています。勤務中にスマホを操作する様子は、時にメモ以外の機能を使っているのではないか、無断で撮影をしているのではないかと相手に勘繰らせてしまう場合もあります。

さらに言えばインターンシップ参加中は、学校の座学の授業中のようにゆっくり丁寧にメモを取る時間も場所もありません。メモは重要なポイントだけを書き留め、帰宅後に自分なりにノートやスマホにまとめ直しましょう。

まとめ

インターンシップ参加中はトリミングサロンや動物病院の仕事に支障をきたさないよう心がけ、先輩トリマーの働きぶりを見学させてもらいましょう。

社会人としてあるべきマナーを心掛け、熱心に取り組むことで、より充実した時間を過ごすことができるはず🎵

りん