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ペットホテル最新事情とは?ペットホテル運営のポイントとコツ

ペットホテルサービスは、トリミングサロンの経営を安定させ、お客様の固定化を図るには大変効果的な方法です。

大型連休や年末年始には、ペットホテルだけで大きな売り上げを作ることができます。ケージを置くだけで簡単にスタートできると思われがちなペットホテルは、実は何かと難しい課題があります。今回はペットホテルの今を徹底調査してみました。

りん

すでにペットホテルサービスを提供しているという方も、これからペットホテルを始めたいと考えている方もぜひ最新のペットホテル事情に目を向けておきましょう。

「清潔」「広い」「快適」は当たり前!

今やペットホテルに求められるサービスレベルは、人間用ホテルと同等と考えておきましょう。臭いや抜け毛がないこと、快適に過ごすことの出来る十分な広さがあること、24時間空調管理、適度な換気はもちろん日中は日当たりがいいことも求められるほどです。

一昔前のようにケージを数段積み重ねた簡易は施設では、ペットホテルとして十分な機能を果たすことはできません。

りん

もちろんペットサロン側、経営者目線で考えた場合、より多くのケージを設置し、1頭でも多くのペットを受け入れたいとも考えるでしょう。

しかしせっかくスタートしたペットホテルサービスでも「汚い」「臭い」「狭い」という風評が広がることで、途端に利用者が激減してしまいます。

トリミングがメイン、ペットホテルはサブ的な位置付けで売り上げ構成を考えている場合でも、ペットホテルで悪評が立つことは、本業であるトリミングへもダメージを与えます。

まずは話題のペットホテル、最新のペットホテルへ見学に出かけてみましょう!最新のサービス、施設、設備を目にすることで、自身の店の改善点に気が付くことができます。

最新のペットホテル事情!見学OKな施設も

お客様から寄せられる様々な声を受け、ペットホテル事情も変化しています。下記では様々な工夫が凝らされたペットホテルをご紹介させていただきます。

成田空港駐車場直結「ペットインロイヤル成田」さん
24時間スタッフ常駐はもちろん、数か国語に対応できる点が国内外から高い評価を得ています。滞在する部屋のサイズをお客様が選ぶビジネスモデルは業界に先駆けた画期的な取り組みです。

総合サービス型ペットホテル「WANCOTT」さん
フリースペース完備、完全個室、24時間スタッフ常駐とフルサービス型のペットホテルです。トリミング・ドッグラン・各種イベントが開催されるので、日ごろから足を運び、愛犬を場所やスタッフになじませておくという方も大勢います。

りん

ペットホテルの売り上げに悩んでいる、もっと売り上げを伸ばしたい!と考えている場合は、ぜひ足を運んでみましょう。施設見学はもちろんスタッフとの会話、イベントの参加など、あえて他社に目を向けることで気が付くことがたくさんあるはずです!

要望のすべてに応えることは不可能!

ペットホテルに関するお客様の要望は多岐にわたります。

  • 24時間スタッフ常駐
  • 滞在中の様子を24時間WEBカメラで確認をしたい
  • 散歩は1回30分以上行って欲しい
  • 滞在中の様子を事細かに報告して欲しい
  • 他犬や猫の声や姿が見えない場所に滞在させて欲しい
  • ケージに入れずに、スタッフと遊ばせてあげて欲しい
  • WEBで予約を済ませたい
  • WEBで決済を済ませておきたい
  • 夜9時以降のチェックイン、チェックアウトをしたい

もちろんすべての要望に応えることはできません。しかし、このような要望を多くのお客様が持っていることは理解が必要です。

りん

自身の店で出来ること、出来ないことは明確に伝え、利用時にトラブルが起こらないよう心がけましょう。

話題のケージレスホテル!安全?

ケージを使用しない、フリースペース滞在、自宅リビング滞在など、最近増えているスタイルです。トリマー目線でみると安全なの?大丈夫?と気になる方もいるでしょう。

ペットホテルで顔を合わせる犬同士は初対面ということも当然あります。中には他犬が苦手、吠えてしまうという犬もいます。他犬の臭いをかぐと頻繁にマーキングをしてしまう犬もいるでしょう。

このスタイルは、飼い主さんからは大変好評です。ケージに滞在するスタイルに比べ、明らかに開放的で、自由度が高く、仲良く遊ぶ犬達の姿を微笑ましいと感じるのも当然です。

愛犬も同じように楽しく過ごさせてあげたい!と誰もが思うでしょう。

POINT
しかし、犬にとっては初対面の犬と間近で過ごしたり、知らない場所で四方八方に気を配り過ごす過ごすことよりも、ケージに入り、自身のプライベートエリアが限定されている過ごし方の方が快適ということもあります。

この点は、プロであるトリマーと飼い主さんとの間で意見が分かれます。

今後ペットホテルを始めたいと考えている方は、あらゆる場面を想定し、施設の設計やレイアウトについて考えましょう。

実際にケージレスなペットホテルを運営されている方にお話しを聞いたり、見学をさせてもらったり、自身の愛犬を顧客として利用することもぜひ前向きに考えてください。

あえて顧客目線、飼い主目線になることで、ケージレスホテルについて気が付くこともあるはずです。

臨機応変な対応も高評価!

トリミング業務と並行してペットホテルの仕事に携わる・・・繁忙期はくたくたに疲れ果ててしまいます。とはいえお客様からの要望や売り上げを考えると、ペットホテルサービスがいかに魅力的かは明確です。

そこで、スタッフ、トリマーの負担をできる限り減らし、ペットホテルを運営する方法の1つとして「臨機応変な対応」という方法があります。

具体的には、繁忙期のみ下記のような施策をしてみることです。

  1. 営業時間を延長する
  2. ホテル料金を上乗せする(追加料金を設定する)
  3. 送迎サービスを実施する
  4. トリミングはホテル利用者に限定する
  5. トリミングはシャンプーコースのみに限定する

他にも様々な「繁忙期のみ」と取り入れてみましょう。中でも営業時間の延長はスタッフ、お客様ともに好評です。

開店時間を前倒しする、ホテルのチェックイン可能な時間を限定するという方法です。閉店時間を伸ばすことができれば合わせて取り入れてもよいでしょう。

りん

この方法であれば、ペットホテルの受付、散歩、お世話、清掃が一段落してから、当日分のトリミングを開始することができます。

閉店時間を伸ばすことでお客様も旅行先から慌てて帰宅することもなくなります。もちろん繁忙期に上乗せした分の特別料金分の差額をスタッフ、トリマーへのボーナスにしたり、休憩中のお菓子や飲み物といった差し入れにしてもよいでしょう。

ペットホテルは今後ますます利用者が増えると見込まれています。猫や高齢犬など、これまで利用経験がなかったペット達も今後は利用をすることも増えていきます。

りん

受け入れるペットサロン側も利用する飼い主側もお互いが安心して、快適に、安全に過ごせるよう工夫を凝らしていきましょう!