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ノミダニシャンプーって効果あるの?気になる成分にも注目!

夏に向けて気温が上がり始める今日この頃、気になるのは犬猫に寄生するノミダニのことではないでしょうか。

ノミダニは室内飼いまたは毎月シャンプーをしている犬猫でも寄生されてしまうことがあります。

ペットに寄生したノミダニが室内で増殖すると家族の寝具やカーペットにも棲息し、想像以上の被害をもたらすことも💦

りん

というわけで今回はトリマーだからこそ知っておきたい「ノミダニシャンプー」に注目してみました🎵

そもそもノミダニが寄生する可能性のある場所や条件とは?

ペットを飼育する飼い主の中には毎月定期的にノミダニ予防をしている人がいる一方で、室内飼育や散歩時間の少なさを理由に全くノミダニ対策をしていない人もいます。

大抵の人は理解していると思いますが、ノミダニは屋外飼育だから寄生するというものではありません。

例えば下記のように犬が出入りする場所であればどこでも寄生のリスクがあります。

  • ドッグラン
  • 動物病院の待合室
  • ペットホテル
  • トリミングサロン
  • ドッグカフェ

また、ノミダニは犬の体や被毛の状態が不衛生だから寄生するという訳でもありません。どれだけ清潔に保って、頻繁にブラッシングをしていたとしても寄生されることがあります。

POINT
例えばドッグランで他犬とじゃれ合って遊んだ時などに他犬の体を介してノミダニが寄生することもあれば、トリミングサロンで使用するバスタオルを介して、またはアウトドアやキャンプの後に犬ではなく飼い主の洋服や靴に一時的に寄生していたノミダニが玄関に置かれた靴や衣類を介して犬に寄生してしまうことも十分あり得ます。

成分や効果に注目!普通のシャンプーとの違いとは?

成分について

ノミダニシャンプーは通常のシャンプーの中にノミダニの駆虫効果がある成分を配合して作られています。

代表的な成分は下記の通りです。

  • フェノトリン
  • 天然ハーブ
  • アロマオイル
POINT
フェノトリンは殺虫剤の一種です。もちろんペットへの使用を想定していますので、成分の配合量は調整されていますが、殺虫剤を使用すること自体に不安を感じる人もいるでしょう。フェノトリンは海外ではペットの中毒症状の報告例もあり、使用には様々な意見があることもまた事実です。(※中毒を起こした場合は主な症状として皮膚のかゆみや脱毛・よだれ・震え・痙攣などを発症し、報告された中毒例の中には死亡したケースも。)

最近では安全安心をウリにした製品としてハーブを使用したノミダニシャンプーも注目を集めています。

しかし、ハーブにはノミダニを殺虫する効果はなく、ノミダニの嫌がる香りをさせることで遠ざける・忌避する効果に限られます。また、ハーブの香りは時間が経つことで消滅してしまうので効果の持続も短時間です。

効果効能について

ノミダニシャンプーの効果は殺虫・仮死状態・忌避とそれぞれの成分によって異なります。ノミダニシャンプーで洗うことが必ずしもノミダニ予防や駆除につながるわけではないのでこの点は正しく飼い主に伝えましょう。

ちなみにノミダニシャンプーではノミダニを根絶することはできません。

現役トリマー

また、ノミダニを一時的に仮死状態にする成分を配合したシャンプーの場合、ノミダニが仮死状態になっている間にトリマーは手作業でノミダニを取り除いて駆除をするという手順が必要になります。

効果が持続する期間について

動物病院で処方されるノミダニ駆除薬は一か月程度効果が持続します。しかしノミダニシャンプーの場合、効果は一時的で数時間で効果が消滅してしまうことも。

上記は量販店やペット用品問屋で販売されている医薬部外品に該当する商品の一例です。すでにノミダニが寄生している犬猫やノミダニによる皮膚トラブルがある場合は、市販のシャンプーで洗う前に動物病院の受診が必要です。

サロンでのノミダニシャンプーはオプションや別料金が主流?

トリミングサロンやペットサロンの中には、飼い主に日常の予防の大切さを知ってもらうため、ノミダニシャンプーをオプションメニュー化したり、追加料金を設けているお店も多く見受けられます。

サロンでノミダニシャンプーを使う際には必ず下記の事項を飼い主に伝えてあげてください。

  1. シャンプーに配合されているノミダニ用成分の種類や名称
  2. シャンプーによる効果効能
  3. 効果効能の持続期間

世の中には数多くのノミダニシャンプーが販売されており、それぞれ成分や効果も様々です。飼い主に対して情報を丁寧的確に伝えることは、飼い主とトリミングサロンとの信頼関係を強くするためにも必要な過程といえるでしょう。

POINT
余計なクレームを防ぐという意味でも事前の説明やサービス内容の解説を行うことは必須事項ですが、トリマーは動物のプロとして、時にはシャンプーだけではなく定期的にノミダニ予防薬を与えることの重要性も伝えなくてはいけません。

ノミダニの寄生があった時は必ず飼い主に報告を

犬に寄生したノミダニは、飼い主の気がつく前にトリミング中のトリマーが発見することも珍しいことではありません。

POINT
この場合はまず犬の体をノミダニシャンプーで洗い、可能な限り犬の体に寄生しているノミダニを取り除きましょう。その後は飼い主に犬をお返しする際に、ノミダニが寄生していたことと早急に動物病院で駆除薬を処方してもらう旨を伝えましょう。また、ペットの生活環境の見直しや清掃の必要があることもしっかり説明してあげてください。

例えば・・・

  1. 犬用ベッド
  2. キャリーバックやクレート
  3. クッションやソファ
  4. ラグやカーペット
  5. お気に入りのぬいぐるみ
  6. 車のシート

上記のようにノミダニに寄生された犬が暮らしている環境下にある繊維製品などは十分な駆虫が必要です。

せっかくトリミングサロンや動物病院で適切に駆除と予防を済ませても、ノミダニが増殖する一方である元の生活環境に犬を戻せば、再度ノミダニの寄生を繰り返してしまうことになりかねません。

ノミダニがいつどこで寄生してしまったのかについて後から特定することはほぼ不可能です。思い当たる場所へは足を運ばない、室内の繊維製品はすべて洗浄・殺虫駆除をする、場合によっては買い替えも含めて徹底した対策を講じなくてはなりません。

りん

トリミング中にノミダニ寄生に気がついた時は、そのことを飼い主にお伝えすると同時に、再度の寄生を繰り返さないためにすべきことも併せてお伝えしましょう❗️

トリミングサロン室内の対策は?

もしもトリミング中にノミダニの寄生を発見した時は、下記を参考に対処を行いましょう。

  1. 他犬猫への寄生防止・寄生拡大を防ぐために別室に移動する、または他犬猫を可能な限り遠ざける
  2. 使用したバスタオルなどは密閉できるビニール袋などに入れ、他洗濯物とは別で洗うか廃棄する
  3. 飼い主に事情を説明し、早急なお迎えを依頼する
POINT
犬に寄生しているノミダニを取り除くには、ノミ取りコームなどを使用するとスムーズです。ただし、無理にノミダニを駆除すると皮膚トラブルを起こす場合もあるので、あくまでもトリミングサロンでは応急処置にとどめ、それ以上のことは動物病院を受診するよう勧めましょう。

りん

トリマー自身の服についたノミダニにも要注意!しっかりコロコロをして、家に帰ったらすぐに脱いで洗濯するか、処分することも考えましょう。