求人サイトをチェックしていると、いろいろと気になる求人が見つかるものです。でも応募するのは躊躇してしまうことはありませんか?いざ面接まで進んだものの、なんだかもやもやした気持ちが残ることも。
実は採用担当者からも同じ声が上がっています。面接を行ったものの相手から辞退の申し出があった。採用したのにわずかな期間で退職してしまった。などなど。
りん
目次
面接前に作っておきたい質問リスト
トリミング実務経験は十分にある!という方でもいざ面接となるとそれなりに緊張するものです。中には雰囲気にのまれてしまい、自分から質問が出来ないという方もいるでしょう。
そのような場合は、事前に質問リストを作っておけば安心です。求人情報だけでは分からないこと、自分の希望、職場の雰囲気など様々な内容をリストアップしておきます。
りん
面接中にメモを取り出す場合は下記の項目に注意しておきましょう。
上記3ポイントに気を付けるだけで、面接のプレッシャーも軽くなるでしょう。
面接でOKな質問は?
気になる、でも聞けないことがある。これはどんな職業の面接でもありがちです。
特に新卒者の場合、集団面接が行われることや新卒・未経験であることに引け目を感じ、質問を避けてしまいがちでしょう。でも、この先毎日通うことになるかもしれないのだから、不要な遠慮はせずに不安や疑問を解消することが大切です。
面接の場では下記について質問などをしてしっかり把握しておきましょう。
- 給与額について(月給、時給、試用期間中の給与額)
- 交通費の支給条件(上限金額、車通勤の場合の交通費算出方法)
- 社会保険や労災の有無
- トリミング道具持参の有無
- 勤務時間
- シフトについて
- 副業や掛け持ち勤務の可否
- 一人一頭仕上げか?分業制か?
- 過去に産休取得者はいたことがあるか
- 社員割引での物販、サービスの利用は可能か
- 福利厚生の具体的な内容
- 賞与の昨年の実績は?
- 休憩や昼食をとるスペースの有無
- 移動や転勤、他店ヘルプの有無
- 店長候補募集の場合、店長待遇の見込みはいつからか
面接担当者自身が会社の体制に不満や疑問を抱いていると感じられる場合は、その点を踏まえ就職について考えるべきでしょう。
りん
採用活動やその後の研修、引継ぎは決して簡単なものではありません。お互いに気になる点を解消しあって、スムーズなスタートを目指しましょう。
面接でNGな質問は?
誰もが気になる内容ではあるものの、大人として社会人としてあえて口にすべきではない内容もあります。例えば下記のような質問です。
- 具体的な個人名を出して在籍情報を聞いたりする個人情報に関する質問
- 退職の申し出に関する質問
- 遅刻した場合のペナルティの質問
- 勤務中の喫煙やスマホの使用はOKかという質問
面接でNGと思われる質問は一般的な社会人のルールを逸脱しているものだと考えておきましょう。逆に社会人のルールやマナーに違反していなければ、質問OKという意味です。
実はデリケートな喫煙問題
今や喫煙問題は就職においても大変大きな課題です。現状では求人サイトや求人広告に「喫煙者不採用」「職場禁煙」と明記することは、禁止されています。
ただ実際にはトリマーは接客業であり、お客様の大切なペットを預かるのですから禁煙者であることが望ましいとする声が高まっています。たとえ休憩室やバックヤード、自身の車内などお客様やペットの居ない場所であっても喫煙をした場合は服や髪の臭いで相手に気がつかれ、不快感を与えます。
ただ喫煙者からすると、職場、休憩中の喫煙の可否は重要なポイントでしょう。なかなか難しい問題ではありますが店舗や会社の意向をまず確認し、自身がそのルールを守ることができるのかどうか?で判断をするといいでしょう。
りん
結果の通知時期は面接の終わりで必ず確認を
様々なトリマーの声を聞く中で意外に多いのが「面接の結果がいつもらえるのかわからない」というものです。
りん
実はこの点は、店舗・会社側とトリマーとで温度差が生じがちです。採用側は求職者であるトリマーの事情を把握できていないからです。
本来であれば店舗や企業の面接担当者の側から「〇日までに返答をします」「〇日から勤務開始してください」という具体的な言葉があり面接は終了です。しかし中にはこのような言葉のないまま、面接終了の挨拶へ進む担当者もいるので、その場合は自分から具体的な予定を質問しましょう。
この時点ではまだ就職活動中の身ですから、不採用の場合は別の求人案件に応募する必要があると相手に伝えて問題ありません。ここでも誠意ある対応を相手から得られるかどうかをトリマー側が見極めることが出来るでしょう。
就職活動や転職活動ではもやもやとした気持ちのままで過ごすことが無いように、気になる質問は積極的に伝えることが大切です。