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【新卒トリマーの就職】面接直前に確認しておくべきこと

新卒トリマーの中には、毎日休むことなく求人情報をチェックしたり、インターンに応募してみたりと就職活動の中で大きな焦りを感じている人も少なくありません。

中には「とにかく多くの求人に応募する」ということが目的となってしまい、実際面接をしてみると何も話せなくて撃沈、ビジネスマナーが身についていなくて不採用・・・なんてことも。

就職活動がうまくいかないと、周りの友人の活動状況を聞いているうちに不安も増して、あなたの良いところがどんどん埋もれて悪循環に陥ることも珍しくありません。

トリマーを目指している方にとって、就職活動の時期はなんだか落ち着かない時間が続きますよね。

りん

今回は、面接などを直前に控えたあなたの心の不安が少しでも解消されるように、トリミングサロンのインターンや面接・研修におけるビジネスマナーについて、トリマー経験者・面接担当者の立場から本音で答えます。

面接はリクルートスーツで行くべき?

就職活動で気になることといえば、その一つに「服装」が挙げられます。

専門学校ではリクルートスーツで面接に行くようにと指導されるでしょう。しかしリクルートスーツを購入するとなるとカバンやパンプスなどの靴まで一式揃えることになり、3~5万円ほどの出費が発生します。

そのうえ、トリマーの場合は就職後にせっかく購入したスーツを着る機会はほとんどありません。なので就職活動中の学生トリマーの中にはスーツ一式の購入をためらう人が多いのも現状です。

面接担当者の立場からすると下記のような場面ではリクルートスーツでの参加が無難です。

  • 大手チェーン店
  • 集団面接
  • 大きな会場を貸し切っての就職セミナー、合同企業説明会

ただ、トリミングサロンの場合は大半が個人経営・小規模店舗ですから、そのような場合は下記のような服装で問題ありません。

  • 清潔感のある服装
  • 白系のシャツ
  • パステル系の明るく、柔らかい印象の色合い
  • 肌の露出が少ない服装

つまり、初対面の相手や年上の相手に不快感を与えない服装であればOKということです。

面接担当者は、あなたの面接のために自身の時間を割いてスケジュールを空けています。

そのため、面接を受ける側があまりにカジュアルな服装であったり、遊びの合間に立ち寄ったと思えるような服装では、面接官はあなたの仕事に対する意識や人とのコミュニケーション能力に疑問を抱いてしまう可能性があります。

りん

きちんとした服装で面接に行くということは、相手への感謝の意味合いも含まれているということを意識しましょう。

髪は黒色?お洒落はどこまでOK?

トリマーというのは比較的ファッションへの関心が高い業種のため、従業するトリマーの髪色には寛容です。

ただし、面接を受け、これから新人として仕事を始めるという立場を考えると、落ち着いた髪色であることは必須といえます。

もちろんトリミングサロンの中には、求人情報に「茶髪OK」「髪色自由」と記載されている施設が多く、このような施設では面接を通過して採用されれば、就職後は自分なりのお洒落を楽しめます。

りん

それでは、どうして面接の時点では黒髪や落ち着いた色合いにするべきなのでしょうか?それは自分自身の技術力と照らし合わせ考えてみると分かりやすいと思います。

新人トリマーとして仕事をすると、誰でも必ず失敗を経験するでしょう。お客様のオーダーよりも短く切りすぎてしまったり、時間が長くかかってしまったり、場合によっては怪我をさせてしまうこともあります。

こんな場面では、お客様にきちんと向き合い、謝罪をしなければなりません。それなのに、謝罪する側が派手な髪色や派手なメイク、ネイル、ピアスやアクセサリーという外見では、たとえ真面目に謝罪をしていても相手に不快感を与えかねません。

新人や見習いと呼ばれる期間は、いつどのような場面でもお客様や同僚に不快感を与えない身だしなみでいることが大切です。あなたの振る舞いや装いが施設の評判に繋がることもあると意識しましょう。

普段着OKな面接はどんな服装で行けばいい?

トリミングサロンの中には、求人情報や専門学校の求人票に「面接時普段着でOK」と記載している施設も多く存在します。

普段着でOKなら、別途リクルートスーツを購入せずに済みますから、気持ちが楽になりますよね。しかし「普段着」「リクルートスーツ以外」ってどんな服装が該当するのでしょうか?

「ジャケットは着るべき?」「スニーカーはダメ?」「バックは?」と、かえって判断に迷うということもあるでしょう。

一般的に「普段着OK」と記載がある場合でも下記のような服装は避けるべきです。

  • Tシャツ
  • ポロシャツ
  • デニム
  • サンダル
  • 肌の露出が多い服装

面接官とあなたはあくまでも初対面であり、あなたは今後一緒に働くかどうかを見極めてもらう立場ですから「普段着OK」と書かれていてもシャツやカーディガンなど改まった服装がおすすめです。

りん

ボトムスはデニムではなく、黒やグレーなど落ち着いた色合い、丈は足首まであるものがオススメですよ🎵

面接時の服装に迷った時は「この服装で働ける?」と考えてみよう

面接前に何度も洋服を選びなおしたり、友人や先生に相談をしてみたりけどなかなか100%と思える答えが見つからない・・・そんなモヤモヤした気持ちのままで面接に向かう方も多いでしょう。

しかし、気持ちがモヤモヤしたまま面接に向かえば、面接官にはあなたの気持ちが伝わらないばかりか、最悪の場合消極的な印象を与えてしまう可能性もあります。

りん

面接の場では自信をもって前向きに、自分の想いを伝えられるように、余計な不安や心配事は予め解消しておくと良いでしょう。

そのためには、まず自分の服装・身だしなみに自信をもっておくことが大切です。

面接時の服装が正解か不正解か悩んだ時は、下記の事項を考えてみましょう。

  • このまま、名札をつけて仕事を始められるかな?
  • 面接先のお店にいる他スタッフと並んで立っても、悪目立ちしないかな?
  • この服装のままで、スタッフの一員としてお客様の前に立てるかな?

上記の事項を考えて、少しでも「ダメかも」と思うならば服装を再考すべきです。とても簡単な基準ではありませんか?

POINT
また、最近では私服勤務OKというトリミングサロンも増えています。大切なのは、どのようなお店であっても自分の服装・髪色・メイク・ネイルが就職希望先の店舗の雰囲気に合っているかを事前に想像してみることです。

たとえば高級感のあるトリミングサロンの面接であれば、リクルートスーツや白色のシャツなど改まった服装・黒髪・ナチュラルメイクで面接に参加すれば、そのまま店頭に立つこともできるでしょう。

そして私服勤務・髪色自由とするトリミングサロンの場合は、既に働いているスタッフがどんな服装、髪色なのかをさりげなくチェックしておくと良いでしょう。面接に行く時は既存スタッフよりも落ち着いた服装にすれば問題ありません。

りん

それでは制服勤務のトリミングサロンの場合はどうなのでしょうか?この場合も、既存スタッフの髪色やメイクを事前にチェックしましょう。

既存スタッフは全員が先輩になり、これから仕事の手順やトリミング技術を指導してくれる存在です。彼女たちよりも落ち着いた雰囲気または控えめな雰囲気を考えると面接時の服装や髪色も正解が見つかります。

履歴書は三つ折りで持参してもいい?

履歴書は三つ折りで持参してもいいのか?それとも折り目をつけずに持参すべきなのか?と悩む人は少なくありません。

一般的なリクルートバック、ビジネスバックはA4サイズの書類を折らずに入れることができるサイズが主流です。

つまり、面接やビジネスの場面で相手に書類を「持参」する場合は、折り目をつけずにそのままの状態で持ち運ぶのが最もベストな形式となります。

移動中にシワや折り目が付かないように履歴書や書類は「クリアファイル」に入れて持参し、面接担当者に履歴書を手渡す時は、クリアファイルから取り出し、書類だけを手渡します。

履歴書を三つ折りにするのは、郵送の場合と考えておきましょう。

りん

面接当日はA4サイズが折らずに入るバッグを選択しましょうね。

面接中にスマホを確認してもOK?

ビジネスの場面では、基本的にスマホの使用はNGです。もちろん面接中はマナーモードまたは電源OFFにしておく必要があります。

しかし、面接では「勤務開始可能日」や「インターンの日程」「シフトの可否」などを質問されることがあります。

スケジュールをスマホで管理している場合、スマホを見ないと回答できないということも。このような場合は、面接担当者に「スマホを確認しても良いですか?」と一言伝えて承認を得るようにすればとても好印象です。

まとめ

この記事を読んで面接前の気になることや不安なことは解消されましたか?

面接は自分に自信をもって取り組んでください。先輩トリマーは誰もが新人トリマーや新卒者を応援する気持ちでいますから安心してくださいね。