最近、続々とクレジットカード対応のトリミングサロンが増えていますね。中にはPAYPAYやQRコード決済をいち早く取り入れているというトリミングサロンもあるでしょう。
これまで現金決済のみという方針をとっていた経営者や店長も、そろそろキャッシュレスについて考えるべきタイミングが来たようです。
りん
目次
キャッシュレス決済のメリットは?
ペットの飼い主からクレジットカードの利用について質問を受けたり、クレジットカード決済を導入して欲しいという意見をもらうことが近年増えています。
なぜ、お客様はクレジットカード決済を希望するのか?
- 現金を使用せずクレジットカードで家計管理をする家庭が増えている
- クレジットカード利用でポイント還元がある
現状ではこの2点が絶対的な理由でしょう。クレジットカードをスマホと連動させ、家計管理をされているという方も最近では珍しくありません。
りん
また都心部では、現金を使用する機会が少ない、あえて持ち歩かないという方も増えていて、キャッシュレス決済への要望は今後ますます増えていく見込みです。
キャッシュレス決済は店舗にもメリットが!
キャッシュレス決済は店舗にメリットがあるのでしょうか?経営者の中には、小規模な店舗だから、個人経営だからメリットなんかないのでは?と考えている方もいるでしょう。
店舗にとってのメリットは下記の通りです。
- 釣銭を用意する必要がない
- 両替の手間が省ける
- 売上金を銀行に入金する手間が省ける
- 売上金管理や保管への危険を避けることができる
- ネット上で決済まで完了できるので、キャンセルのリスクを避けることができる
- 物販やペットホテルなど高額な売り上げにつながりやすい
- レジ締、売り上げ管理、帳簿作成の手間が軽減できる
りん
小銭を常に準備したり、レジ金の誤差があったり、年度末には帳簿作成に追われたりなど、これらの手間はキャッシュレス決済を導入することで解消されます。
キャッシュレス決済のデメリット
メリットに気が付くと「さっそく導入を!」と考えるでしょう。ただ、実際に導入する前にデメリットについても知っておかなければなりません。
具体的には下記の通りです。
- カード決済はカード会社へ支払う手数料が生じる
- キャッシュレス決済がエラーとなった場合の対処法を講じておく必要がある
- 取り扱うクレジットカード・電子マネー・QRコード種類が多い
- 返金が生じた場合の手続きが面倒
りん
例えば、1か月に100万円のクレジットカード決済が生じたときは、5万円を決済手数料としてカード会社へ支払う必要があります。
小規模・個人経営のトリミングサロンにとって、この金額は決して小さいものではありません。5万円の現金があれば、アルバイトの人件費を賄うこともできます。備品の買い替えや店内の修繕費用にも充当できます。
この決済手数料を12カ月・数年単位で計算した場合、どの程度の金額になるのかを実際の店舗の売り上げで計算してみましょう。メリットと比較し、どちらのウエイトが大きいのかを判断し、キャッシュレス決済の導入を決断しましょう。
返金は後日カード会社からが原則
キャッシュレス決済に慣れない中で、意外に多いトラブルが返金についてです。
いったんキャッシュレス決済で処理を済ませてしまったものの「金額を間違えて入力してしまった」「クレームで返金が必要になった」「割引処理が必要だった」「予約がキャンセルになった」などなど。
このような場合、決済後に取り消し処理、返金処理をしなければなりません。ただキャッシュレス決済の返金は、現金決済と異なり、その場ですぐに代金をお返しすることができません。
返金は、まず店側がカード会社等へ連絡を入れ、その後カード会社からお客様に返金されます。
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端末の読み取りエラー時の備えも万全に
クレジットカード決済端末はWI-FIによってカード会社のシステムと連動しています。
日常の業務で大きなトラブルやエラーが起こることはごく稀です。パソコンに不慣れな方でもスムーズに扱えます。操作はとても簡単なので、この点は心配無用です。
りん
ただごくまれに下記のようなエラーが発生することもあります。
- お客様のクレジットカードに問題があり読み取りができない
- 端末が作動しない
- 通信エラーが起こる
特にお客様に原因がある場合は対処に困ってしまうでしょう。たいていの場合、クレジットカードが曲がっている、折れている、磁気エラーなどが原因です。
りん
お客様の中にはキャッシュレス決済前提で来店されていて、現金を持ち合わせていないという方もいます。その時にエラーが出てしまった時は下記の対策を参考にしましょう。
- 後日、現金もしくは別のクレジットカードを持参してもらい、決済をする
- 当日、現金もしくはクレジットカードを持参してもらう、ペットのお迎えは代金清算後とする
- クレジットカード会社に連絡を入れ、手書き伝票など別処理の方法がないか確認をする
- 後日、指定口座へ振り込んでもらう
あらかじめエラーがおきたときを想定し、対処法を把握しておけば安心して対処ができます。
この時、必ずお客様のお名前・住所・連絡先を控えておくこと。そしていつ・どのような方法で代金を支払うかを書面で取り交わしておくと安心です。
キャッシュレス決済導入後はシールで告知
キャッシュレス決済を導入したら、各カード会社からクレジットカードのロゴシールや告知アイテムを受け取ることができます。
キャッシュレス決済導入後は下記の場所にキャッシュレス決済導入の旨を記載しましょう。お客様の中には利用する店舗を選ぶときに、キャッシュレス決済導入の有無を判断材料にする方もいます。
- 入口ドア
- レジ
- HP
- 広告
- SNS
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