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【トリマーになりたい】四年制大学より専門学校?どちらを選ぶべき?

この記事を読んでくださっている方の中には、「トリマーになりたい」という夢はハッキリ決まっているものの、その方法や進学先についての最終決断に迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

POINT
トリマーの資格は民間の認定資格ですので、様々な方法で資格や技術を習得することが可能です。

最近では、多くのペット系学校が設立されている影響で、学生側の選択肢が良くも悪くも増えてしまい、「一体どんな方法でトリマーを目指すのがベストなのか・・・?やっぱり専門学校が良いのだろうか・・・?」と、進路や進学に必要以上に悩んでしまう方も少なくありません。

りん

というわけで、今回は四年制大学と専門学校、それぞれのメリットとデメリットについて考えてみましたのでぜひ参考にしてください🎵

ペット関連の勉強ができる四年制大学が増加中

これまで、ペットについて勉強をしたい・技術を身に着けたいと思った時の進路は専門学校に限られていました。

そのため、トリマーの資格を取りたい方の中には四年制大学卒業後に専門学校に進学したり、社会人生活と同時進行で専門学校に通った方も少なくありませんでした。

しかし、今や国内におけるペット飼育数は15歳未満の子供の数を軽く超え、ペットがいる生活はごく当たり前の文化になっており、それに伴って大切なペットに関する勉強や資格取得・技術習得の選択肢もたくさん増えました。

POINT
ここ数年で国内には四年制大学の専攻学科の一つにペット関連の学科を開講するケースが増えています。動物看護士・トリマー・ペットビジネス・アニマルセラピーなど、学習内容も多岐にわたります。

りん

これまでと比べて学習方法の選択肢が増えた今だからこそ、自分らしい学び方についてぜひ考えてみましょう🎵

四年制大学は学ぶ内容やカリキュラムに余裕がある

四年制大学では、ペットに関する幅広い内容を長い時間をかけて学び進めることができます。大抵の大学では学習スケジュールを学生自身で調整できるため、プライベートや友人関係なども踏まえて自分のペースで学習に取り組むことができます。

四年制大学では在学中に海外での短期留学に挑戦することもできますよ🎵

大学卒トリマー

りん

海外でのペットライフやペットビジネスを実際に経験できる時間的な余裕があるのも、4年間という長い学習期間があればこそだと言えますね🎵

もちろん、通学と同時進行でトリミングサロンやペットサロン、動物病院でアルバイトをしたい、ペット関連企業のインターンをしながら学校へ通いたいなどのスタイルも実現できます。卒業後の進路についてもゆっくりと考え、自分の方向性を見極めることができるでしょう。

四年制大学のデメリットは4年分の学費負担

四年制大学でトリマーを目指すとき、何より考えるべきポイントは学費についてです。4年間の学費はもちろんのこと、一人暮らしを考えている場合は家賃や生活費の工面も必要です。

学費を奨学金で用意しようと考えている方は、4年間で必要となる総額で考えてみてくださいね。

大学卒トリマー

注意
ペットに関する仕事は決して高額な給与を得られる職業ではありません。特に新卒トリマーの場合、就職後数年は「見習い期間」とみなされて、手取り給与額が20万円を下回ることも珍しくありません。

上記、就職後の給与などにもしっかり着目しながら、奨学金の返済や4年間の学費・生活費の工面に無理がないかを考えてみましょう。

専門分野を短期で集中的に学習する専門学校

専門学校では、四年制大学と違って入学と同時に専門分野に特化した学習がスタートし、短期集中スタイルでペットについての知識や技術を習得していきます。

とはいっても・・・専門学校にも夏休みや冬休み、就職活動に集中する期間が存在するので、学習だけに集中できる期間は実際のところもっと限られています。

専門卒トリマー

専門学校では限られた期間の中で座学と技術の両方を習得する必要があるため、学生のスケジュールは日々忙しく、課題等に追われることも多くなります。

りん

でもその反面、同級生や友人が同じ目標に向かいながら同じスケジュールで日々を過ごしているので、お互いに協力したり、刺激を受け合いながら過ごすことができますね🎵
POINT
同じ目標に向かって大変な時間を共有した仲間同士での繋がりはとても強くなり、卒業後数十年経っても交流が続いたり、同業者として良い関係が続くということも珍しくありません。

専門学校のデメリットは忙しさと学生生活の短さ

進路に悩んでいる学生の中には「卒業までに掛かる学費の低さ」を理由として、専門学校への進学を決めた方もいると思います。

「トリマーになる」という夢を実現するために、より早く、より確実に到達するには【専門学校】を選択した方が効率的であることは間違いありません。

しかし・・・専門学校にもデメリットが存在します。

その一つが学生生活の短さです。専門学校では1年目が終わる頃には就職に向けたガイダンスや説明会がスタートし、2年生に進学すると同時に就職を意識した活動も始まります。

りん

専門学校を卒業したトリマーさんの中には、もう少しノンビリと学生生活を満喫したかったと思っている方も多いようです💦
トリマーにはなりたいけれど学生生活や就職活動はゆっくり進めたい、のんびりやりたいと考えている方は四年制大学の方が向いているかもしれませんね。

専門卒トリマー

入学後の方向転換があり得る場合は四年制大学が安心?

高校在学中の時点では「将来ペット関連の仕事につきたい・トリマーになりたい」と思っていても、その後の進学や学習を通じて別の分野に進みたいと思うことは多々あります。

在学中のアルバイト経験を通じて新たな分野に関心が芽生えたり、これまで知らなかった職業を知ることで熱意が湧くこともありますからね。

大学卒トリマー

注意
しかし、各専門学校は明確に学習内容や取得資格が決まっているため、在学中に別分野への進路や就職を希望した場合の方向転換が容易ではありません。

りん

進学先を決める時点で、将来の選択肢に迷っていたり、アルバイトやインターンなどの経験を積んでから将来の仕事を決めたい、選びたいと考えている場合は、より多くの選択肢を持てる四年制大学への進学がおすすめです🎵

中途半端で終わらせないことも大事

すでに専門学校や四年制大学に在籍しているものの、将来はペット以外の分野に進みたい、トリマーではなく動物看護士になりたいと思っている方は安易に退学を決断しないでください。

まずは、今自分がいる場所でできる限りの知識や経験を身に着けて、やり遂げた後で次のステップを考えてみましょう。

進学先を選ぶときは具体的な数字で見極めよう

四年制大学か専門学校か?どちらに進むべきかを決める前に、実際に学校に足を運び、カリキュラムの内容や施設を見比べてみましょう。

この時、華やかなイベントやお洒落な校舎に目を奪われてはいけません❗️

高い学費を払うこと・貴重な学生生活を過ごす場所であること・将来に向けた知識や経験を積む場所であることを再認識し、下記のような「進学することで何を得られるのか?」という点に着目しましょう。

  • 在学中の実技講習の時間
  • トリミング実習時に割り当てられるモデル犬の頭数
  • 在学している講師の人数
  • カリキュラムの総数(授業時間数)
  • 一週間の通学日数
  • 学費

可能であれば上記に挙げた項目を具体的な数字で確認しましょう。複数の学校を分かりやすく見比べることができるように表を作成してみるのもおすすめです。

たとえばトリマーを目指す場合「1人1頭のモデル犬を担当できる」ということは大変重要な項目です。1人で1頭を担当するというのは、実際に就職したときと同じスタイルで技術を身に着けることができるということです。

専門卒トリマー

注意
学校によっては3〜4人の生徒で1頭のモデル犬を分担しながらカットするという学習スタイルをとる学校もありますが、実際のトリミングサロンやペットサロンでは、1頭を3〜4人でカットすることは滅多にありません。

また、学生数十人に対して講師が何人いるのかという点も重要です。技術指導の講師が1人のみというスタイルの場合、当然それぞれの生徒に目が行き届かず、細かな技術指導を受けることはできません。

りん

つまり・・・先生が数名同時にカリキュラムに参加するスタイルなら、苦手な箇所を質問したりして、直接指導を受けることができるので技術もグングン向上するということですね🎵

自分の夢に近づくためには見比べることがとても重要

夢を実現するために、進学先に悩んでいるときは目を付けた学校をあらゆる方面から見比べてみましょう。少し大変な作業ではありますが、漠然とした気持ちで入学するよりも将来の自分にグンと近付けます。

りん

高いお金と自分の時間を使って入るのですから、学校選びは妥協せず慎重に🎵自分に合った学校に入学しましょう✨