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こんなトリミングサロンは嫌だ!インターンや就職活動ではここをチェック

大変な思いをして就職をしたものの、数か月で退職してしまうトリマーは少なくありません。残念ながらトリミング業界ではこのようなケースはさほど珍しいことでもないのが現状です。

もちろん、退職を決断する理由は様々ですが、退職をしたからといってトリミングが嫌いになった、犬猫を嫌いになったわけではないのですから、気持ちを切り替えて新しいお店を探し、再スタートを切りましょう。

でも・・・また同じ失敗をしてしまったらどうしよう、また自分に合わないお店だったらどうしよう。と不安になってしまうこともありますよね。

りん

今回は実際のトリマーから寄せられた体験談をもとに「こんなトリミングサロンは嫌だ」というケースを紹介させていただきます🎵

働きやすさは給与や休日の数だけではない

就職活動では求人情報に書かれた給与待遇や勤務時間、月間の休日の数で働きやすさを判断しなければなりません。

既にトリマーとして勤務経験のある方であれば、このような情報と実際のお店の雰囲気をみて、ある程度お店の実態を見極めることが可能です。多少、不満があっても給与や待遇の良さに納得し、仕事を続けることもできるでしょう。

しかし、見習いや学生トリマー、新卒トリマーであればそうもいきません。人間関係や給与待遇、様々なことに心が折れてしまうこともあります。

新卒トリマーや見習いトリマーだからこそ「失敗しない」お店選びをすることが大切です。

りん

就職活動では積極的にインターンの申し込みをしたり、数時間程度でも良いので職場見学をさせてもらえないか聞いてみましょう❗️

ケース①:トリミング室内で先輩や同僚の言葉遣いが悪い

実際にあった「こんなトリミングサロンは嫌だ!」ケースをここからはご紹介させていただきます。

最初のケースでは、トリミング室内と接客時の先輩トリマーの態度や言葉遣いがまるで異なる、豹変するというケースです。

POINT
トリミング室内は基本的にトリマーしか出入りしないので、トリミング室内でだけ言葉遣いが悪い、愚痴や文句が多い、それなのに接客時は笑顔で丁寧に接する人がいることは決して珍しくありません。

もちろんトリマーの仕事は思ったよりも大変で、疲労も蓄積されやすいので文句や愚痴が出てしまうこともあるかもしれません。しかし、あまりに言葉遣いが悪い環境で共に働くのはモチベーションが下がってしまいますよね。

言葉遣いや態度を上手に使い分けているつもりでも、些細な瞬間にお客様には伝わってしまうもの。当然このような姿勢で仕事をするトリマーであれば、犬の扱いやカット技術の上達を前向きに目指しているとも思えません。

りん

インターンや職場見学を通じてこのような場面を目にした時は、違和感を抱かずに仲間に加わることができるかどうかを考えてみましょう。

ケース②:店内で喫煙をする

今の時代、喫煙には様々な意見が出ますが、トリミングサロンやペットサロンなどの接客業かつ生き物を扱う仕事においては喫煙をしない、店内禁煙とするスタイルが主流です。

しかし、中には店内のスタッフルームに喫煙スペースがあったり、休憩室に灰皿を置いているケースもあります。また室内は禁煙でも、店舗裏口では喫煙可能にしているお店も多数存在します。

タバコの臭いは、喫煙習慣のない方にとっては不快でストレスになるでしょう。その他にも喫煙のために短時間の休憩を繰り返す同僚に苛立ちを感じてしまうことも。

りん

喫煙に関しては就職活動の面接の時点で、店内や勤務中の喫煙についてどのような決まりがあるのかを確認しておくと安心です🎵

ケース③:トリミング室内が無音でBGMが無い

意外に見落としがちなチェックポイントの1つにトリミング室内のBGM問題があります。

POINT
インターンや職場見学では緊張と不安でBGMにまで気が回らないということがあること、そして大手トリミングサロンの場合、面接会場とトリミングサロンが別場所ということもあり、店内のBGM状況には気がつかないパターンもあり得ます。

しかし、就職活動をしてきた先輩トリマーの中には、毎日仕事をする環境の中にBGMがあるか無いかは確認しておいた方が良いと言う声を挙げる方もいます。

トリミング室内でBGMを流せるかということと、流している音楽のジャンルに関してはトリミングサロンによってスタイルが様々です。

トリマーの気分に合わせて音楽を流していたり、ショッピングモール出店型のトリミングサロンであればショッピングモールと同じBGMが流れている場合もあります。

注意
一方で完全無音というトリミングサロンも珍しくありません。もちろんBGMが無くても犬猫がいればある程度の騒音はありますが、予約や作業が途切れた時、先輩トリマーと2人で作業をするとき、1人勤務の時など無音でいることにストレスを感じるかもと思う場合は、BGM有りのトリミングサロンがオススメです。

りん

実際に、予約がなく静かなトリミング室内において、先輩や同僚との無言の時間がストレスになるという理由で退職を考えた先輩トリマーも存在しますので参考にしてみましょう。

ケース④:トリミング室内の臭いがひどい

トリミング室や店内のニオイについては、求人情報やお店のホームページに載せられている画像だけでは判断できないとはいえ、とても大切なポイントです。

トリミング室内は湿気がこもりやすく、カビや湿った抜け毛、ゴミなど悪臭の発生源がたくさん存在します。だからこそ毎日丁寧に清掃をしなければなりません。

注意
しかし、トリミング作業に疲れ切ってしまい、清掃を躊躇半端にしていたり、室内のゴミ箱にゴミがたまっていたり、ドッグバスやケージ周辺に湿った抜け毛がたまっていたりということがあれば、途端に室内には不快な臭いが充満しています。

このような職場へ毎日出勤し、前向きに仕事に取り組めるでしょうか?ここで店長を目指そう!と決意できるでしょうか?

りん

就職活動では、このようなポイントもチェックし、自分が前向きでいられる環境かどうかをしっかり見極めましょう❗️

ケース⑤:先輩トリマーが居ない!独学スタイルのお店

最近のトリミングサロンでは、人手不足が深刻と言われておりますが、それでも新卒〜未経験者には手本となる先輩トリマーや技術指導をしてくれる先輩トリマーの存在が欠かせません。

専門学校で身に着けた技術だけでは到底プロとしては通用せず、就職してからはカットの技術のほかに接客応対も身に着けていかなくてはいけません。

先輩トリマーが居ない場合、人間関係の面ではメリットもありますが、カットで困ったときや自分では対応できないトラブルが発生した際には自分自身で解決する必要があります。

これらの点を事前に確認するためには、面接の時点で「ベテランの方は在籍していますか?」「まだ技術勉強中なので指導をしてもらうことはできますか?」などを質問してみましょう。

注意
ベテラントリマーが在籍していても、少人数のトリミングサロンでは先輩トリマーと出勤日が重ならないなどの理由で就職後即一人勤務ということもあり得ます。

りん

自分が望む仕事環境・指導環境が整っているかはしっかりと質問をして、疑問や不安は事前に解決しておきましょう❗️

ケース⑥:子供連れ出勤するトリマーも!アットホームすぎる職場

トリミングサロンの求人情報では「アットホーム」という言葉が多々使われます。この言葉の意味は様々な解釈があるので、面接の際にしっかりと確認をしておいた方が良いでしょう。

りん

とあるトリミングサロンでは、トリマーが子供を連れて出勤し、休憩室で終日子供が過ごすというケースもありました。

夏休みや週末に子供の預け先に困るママトリマーにとってはありがたい環境かもしれませんが、人によっては休憩室でも気が休まらない、先輩トリマーの子供の相手をすることに疲れてしまうトリマーもいます。

失敗や後悔をしないためには事前に質問を

働きやすく雰囲気の良いトリミングサロンかどうかは求人情報内に記載されている事項だけでは把握しきれません。

実際に応募した際や面接の際に、自分が気になる点を遠慮なく質問し、自分にあったトリミングサロンを見つけましょう🎵