トリマーといえば体力勝負!体力が必須の仕事であることに間違いはありません。
しかし「犬が大好き!トリミングも大好き!」という方でも、トリマーとしてフルタイム勤務を続けるのは自信が無い・・・という人は一定数存在します。
体力には個人差があるので、必ずしも気持ちや努力だけで解決できるとも限りません。
りん
目次
新人時代のハードワークはどの職場でも同じ!
トリマーは技術職ですので、専門学校を卒業して「一人前」と呼ばれるレベルまで技術を上達させるには長い下積み期間を要します。
そして、日々雑用のお仕事とあわせてトリミング業務もこなす必要がある新人トリマーは、ふとしたタイミングで「自分は体力に自信がないかも・・・」と落ち込んでしまう事態に陥ってしまいます。
りん
シャンプーやブローに無駄な動作がある?仕事の手順を再確認しよう
「もしかして、私って体力ないのかな・・・?」と思った時は先輩トリマーと自分のそれぞれの作業所要時間を比較してみましょう。
先輩だから、経験者だからという理由だけで先輩たちが作業を短時間で終わらせることができているとは限りません。
りん
先輩トリマー
シャンプーやドライヤー(ブロー)はトリミング作業の中で最も体力を使う仕事と言われていますが、新人トリマーさんの中には下記に当てはまる方も多いのではないでしょうか?
- 何度も同じ場所ばかり洗っている
- シャワーの当て方が悪く、すすぎがなかなか終わらない
- ドライヤーの風向き、ブラシ、手を動かす向きがちぐはぐな動きをしている
- ドライヤー中にいつまでも同じ場所ばかりに時間をかけている
先輩トリマー
ドライヤー(ブロー)も同様に、タオルドライを念入りに済ませるだけで大幅な時間短縮につながります。
先輩トリマー達はこれまでの経験から「どうすれば手際よく終えることができるのか」という解決策を既に身に着けています。
りん
店内での無駄な往復移動も体力消耗の原因!
トリミングサロンやペットサロンでのお仕事は、トリミング以外にも受付や接客・清掃・タオルの洗濯・・・さらにはペットホテルのお散歩までと多岐にわたります。
たとえ店内が狭かったとしても、一日に何度も店内を往復すれば疲労困憊になるのも当然です。
りん
お客様のカルテの置き場所、お客様が持参されたリードやハーネス、キャリーバックの置き場所もちろんのこと、自分自身が使う備品類の置き場所などを工夫しています。
「無駄に椅子から立ち上がらずに済むように、意味なく何度も往復せずに済むように」と先のことを考えて移動できるようになれば、その分消耗する体力は少なくなります。
先輩トリマー
日々疲労困憊な新人トリマーさんは、歩き移動するときは必ず手に「物」をもって移動するよう心掛けてみましょう。
このように「手ぶらで移動しない」と意識を変えるだけで、これまでの半分以下に移動回数を減らすことができます。
りん
外部セミナーでスキルアップ!高価格につながる技術を習得しよう
トリマーは基本的にシャンプーは5頭・カットは3頭など、1日の中で担当する頭数が決まっています。
しかし、土日は平日以上に担当頭数が増えたり、カットの合間に爪切りやペットホテルのお世話、接客も加わることがあり、作業の終わりが見えないことも日常茶飯事です。
特にショッピングモールなど来客数の多いトリミングサロンでは、休日の忙しさは想像以上です。
りん
先輩トリマー
この問題を解決するためには トリミング単価の引き上げをする という方法が有効的です。
トリミングサロンの売り上げは同じ金額ですから、オーナーや経営者にとって経営上の問題も生じません。
もちろんトリマーにとっても1日1頭のみという働き方を実現できれば、時間に追われたり、プレッシャーを感じることもなく、自分の納得がいくまでカットに集中できますし、お客様の満足度も上がるでしょう。
どうすればトリミング単価を上げることができるの?
トリミング単価を上げるために必要なことは、料金に見合った技術やサービスを身につけて提供することです。
りん
先輩トリマー
なかなか技術力の向上や経験年数を理由とした値上げは難しいと感じる方もいるでしょう。しかし、人間の美容室ではこのスタイルが数十年前から当たり前に導入されています。
トリミング業界でも徐々にこのような取り組みが進んでいるので、ぜひ前向きに考え取り入れていきたいところです。
フルタイムにこだわらない「自分らしい働き方」を見つける
トリミング業界では多くのお店が少人数の個人経営店です。そのため何年も継続して働いていると、閉塞感から別の仕事をしてみたいと感じることもあるでしょう。
体力的にもっと負担の少ない仕事に就きたいと思うのも当然なことです。
しかし、大好きな犬猫と毎日一緒過ごせる仕事は他にはありません。このような悩みを抱えている方はトリミング業界から離れて別業種で働くのではなく、トリマーとしての勤務日数を減らすという選択肢もぜひ考えてみてください。
たとえば週3日はトリミングサロンで働く、残りの数日は全く別の仕事に就くという方法もあります。
これらの方法なら自分の視野や人間関係を広げることができると同時に、体力の悩みも軽減できます。トリマーだからフルタイム勤務があたり前では決してないのです。
トリミングサロンではアルバイトや週2〜3日勤務OKという求人もたくさん存在します。
りん