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動物看護師資格が国家資格に!トリマーより看護師を目指すべき?

これまでペットに関する資格は獣医師以外の全てが民間団体の発行する認定資格でした。

POINT
トリマーの資格を例に挙げた場合、専門学校のライセンスやJKCライセンス、通信講座で獲得できるライセンスなど、様々な資格制度が存在し、それぞれの学習内容も技術レベルにもばらつきがあります。これは今までの動物看護師にも言えることでした。

そのため、トリマーも動物看護師も、資格や肩書よりもそれぞれの技術や人柄が重視される傾向にあり、両者の線引きに関しても実に曖昧です。

りん

今回は、ペット業界に新たな国家資格「動物看護師」が登場することを踏まえて、兼任することも多いトリマーと動物看護師の仕事の変化に注目してみました🎵

サロンも動物病院もトリマーに求める技術に違いはありません

動物病院に併設されたサロンとトリミング専門のペットサロン、どちらのトリマーでも仕事の内容や求められる技術に大差はありません。どちらもペットの可愛らしさや、暮らしやすさを求めたトリミングを行うことが大前提となります。

近年では、動物病院にサロンが併設されていることで、同時に健康診断を受けることができたり、獣医さんが近くにいて安心という理由などから、動物病院でトリミングを済ませているという飼い主様が多くいますよね。

トリマー兼看護師

このように、ペットサロンと動物病院を比べたとき、トリマーに求められるセンスや技術、サービスに差異がないのであれば「国家資格という肩書が得られる動物看護師を目指すべき?」「動物看護師兼トリマーという働き方を目指すべき?」「これまで通りのトリマーではダメなの?」と感じることもあるでしょう。

りん

動物看護師の資格が国家資格になるということは、これまでと同じ仕事内容で、トリマー兼任という働き方を続けることはできないかもしれないということですね・・・。

では実際に、どのような変化が予想されるのかを具体的に考えてみましょう。

海外では既に動物看護師が国家資格化されている?

ペットとの暮らし方や働き方は、欧米諸国と比べて日本は遅れていると感じていることがあります。実は動物看護師の資格も同様で、海外では既に特殊な専門知識や技術を要する仕事として認められ、国家資格制度をとっている国が存在します。

POINT
日本でも動物看護師を国家資格とするということは、ゆっくりではありますが、徐々にペットを取り巻く環境が整備され始めたということを意味します。
では実際に、動物看護師の仕事が国家資格になった後、具体的な仕事内容はどのように変わるのでしょうか?

トリマー兼看護師

▶️ 実はこの部分は明確に公表されていません。そもそも、動物看護師の資格が国家資格となるのは2023年からと言われており、具体的な試験の日程や受験資格なども正式な発表がされていないのです。

りん

つまりその先にある仕事の内容もまだ未確定ということですね・・・。
POINT
これまで、動物看護師の仕事はあくまでも獣医師の助手であり、実際の仕事内容は病院の受け付けや入院犬猫のお世話・トリミング・院内の清掃など多岐にわたっていました。もちろん、注射や点滴・手術の手伝いという仕事に携わることはできません。だからこそ、空いた時間にトリミングをしたり、トリマー兼任で受付や院内の作業を受け持ったりすることができていました。

つまり今後、動物看護師が国家資格になることで、看護師の業務内容はより高度になり、専門性が必要とされる立場に変わることで、気軽にトリミング兼任ということはできなくなる可能性があります。

空き時間にはトリミングではなく手術の準備や診察の補助をするようになり、入院犬猫のお世話に関しても、より高度な内容を求められるようになるでしょう。

これまで以上にトリマーとの役割分担は明確に違いが出てくることが予測されます。

国家資格化されることでキャリアップや継続勤務・長年の経験を活かせる

動物看護師の資格が国家資格になることで、就職へのハードルが高くなることが予測されるため、抵抗を感じている方もいるでしょう。

確かに国家資格を取得するためには、熱心に学業に取り組み、国が定める受験資格を得るための試験勉強も欠かせません。

これまでのように見様見真似で仕事に就くことや、未経験無資格OKという求人も減少しそうですね。

トリマー兼看護師

国家資格のメリット
国家資格は、取得することで自分の知識や経験を明確に周囲に伝え、立派なキャリアとして経験を重ねることができます。転職はもちろんのこと、結婚や出産でブランクが空いた場合でも、取得済みの国家資格を活かして仕事復帰もスムーズに進むでしょう。40代〜50代になっても大好きな仕事を続けることができます。

これまで、動物看護師やペット関連の仕事は20代の女性が多く、キャリアアップも難しいと言われていました。年齢が上がると同時にペット業界から離れて別の仕事に就くことが当たり前な風潮さえもあります。

しかし、動物看護師が国家資格となることで、これからは何歳になっても続けることができるようになるかもしれません。

りん

動物看護師の仕事が国家資格になることを単純な先入観で高いハードルと感じるのではなく、将来の自分への大きなチャンスと捉えてみましょう🎵

そもそもトリマーと動物看護師は全くの別職種

これまではトリマーと動物看護師の働き方に明確な線引きは無く、曖昧なままに兼任や転職ができていました。しかし、これからはそれぞれの職業に明確な線引きがされます。

動物看護師はこれまで以上に仕事の幅が広がり、専門性や業務内容の高度さ、責任や知識・経験をより一層求められることでしょう。

一方でトリマーはペットの高齢化や飼い主の多忙な生活・トリマー不足などの環境の中で、それぞれがベストな状態でいられる技術やサービスの提供が期待されます。

りん

どちらもペットに関わる仕事ではありますが、トリマーと看護師共にプロフェッショナルであることが求められるようになるということですね。

将来目指すべき職業はトリマー?それとも動物看護師?

自分の将来や仕事のこと・進学先を選ぶ時は「自分はどんな風にペットと関わっていきたいのか?」を考えてみてください。

  1. 病気を治療して少しでも元気に暮らしてほしい
  2. 原因不明の不調を改善して快適な時間を過ごしてほしい
  3. 辛い症状を和らげるお手伝いをしてあげたい
  4. 愛犬や愛猫の不調に悲しむ飼い主さんに少しでも力になってあげたい

上記のような形でペットに携わりたい、上記のような役割が自分には向いていると感じる方は動物看護師が向いているかもしれません。

  1. かわいくカットをすることで飼い主さんにも幸せな気分を感じて欲しい
  2. ペットを通じてたくさんのお客様と話しをしたり、出会いたい
  3. シニアや病気を抱えているペットが少しでも暮らしやすくなるようにお手入れをしてあげたい
  4. 自慢のペットをもっと可愛くプロデュースするお手伝いをしてあげたい

一方で上記のように、飼い主さんと一緒に笑顔溢れる環境で仕事をしたい、プロとして日々積極的に流行や技術上達を目指していきたいという方はトリマーを目指し、自分らしいカットスタイルの提案を楽しんでみてください。

りん

これから進路や自分の方向性を決める時は、経済的な安定や漠然としたイメージではなく、自分らしい働き方は?という視点でもぜひ考えてみてくださいね🎵